beacon

“湘南スタイル”継続を強調する湘南会長「負け犬の遠吠えと言われるかもしれないが…」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.29 J1第2ステージ第16節 湘南1-0甲府 BMWス]

 湘南ベルマーレは29日、J1第2ステージ第16節でホームにヴァンフォーレ甲府を迎え、MF三竿雄斗の鮮やかなFK弾で1-0で勝利した。

 前節・大宮に2-3で敗れ、3年ぶり4度目となるJ2降格が決まった湘南。湘南の降格は99年(当時平塚)、10年、13年に次いで通算4回目となり、降格4回は札幌、京都、今季の福岡と並んでワーストタイとなった。また、チョウ・キジェ監督は13年に次いで2回目の降格。同一チームで2回降格を経験した指揮官は初となった。

 ここまで第2ステージでホーム未勝利だった湘南は、ホーム最終戦で1-0で勝利し、意地をみせた。試合後のホーム最終戦セレモニーで主将のFW高山薫は、「1年間、(サポーターの)みなさんと勝利のダンスを踊ることができませんでしたが、来年、再来年と積み上げていって強いチームになって、みんなで常に踊れるようなチームになれるように、チームのみんなと努力していきたいと思います」と語り、次節の名古屋戦や天皇杯に向けて前を向いた。

 開口一番、サポーターの応援に感謝したチョウ監督は、降格の「責任は監督である僕にある」と話すと、「これだけたくさんの前で1ミリも温度を変えず、降格が決まったあとに今日こういう魂のこもった試合をした彼らには最後になりますが、声援を送ってあげてください。僕の力不足で来年のJ1というトップリーグのステージをみなさんに楽しんでもらうことができなくて本当にすみません。でも、クラブはこれをきっかけにさらにいいクラブになっていくと信じています」と選手たちを称えた。

 最後に代表取締役会長の眞壁潔氏は、“湘南スタイル”の継続を強調し、「僕たちはスタッフ、選手、そしてアカデミーが一丸となって、また難しい挑戦に挑み続けます。理念を変えることなく、挑み続ける。それが湘南ベルマーレ。外の人が聞けば、負け犬の遠吠えと言われるかもしれません。でも、負けて吠えない犬より、負けて吠える犬でいたい。吠え続けて湘南を強くし、本当の狼だったと言われる日まで一丸となって戦い続けます。みなさんと一緒にです。引き続きよろしくお願いいたします」とサポーターに変わらぬ声援をお願いした。

●[J1]第2ステージ第16節 スコア速報

TOP