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[CL]レワンドフスキ2発で逆転のバイエルン、9大会連続の16強入り

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同点ゴールとなるPKを決め、チームメイトと喜ぶFWロベルト・レバンドフスキ

[11.1 欧州CLグループリーグ第4節 PSV1-2バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、グループリーグ第4節1日目を行い、D組のバイエルン(ドイツ)は敵地でPSV(オランダ)と対戦し、2-1で逆転勝ちした。3勝1敗の勝ち点9に伸ばしたバイエルンは2試合を残して9大会連続の決勝トーナメント進出が決定。同組のアトレティコ・マドリー(スペイン)もグループリーグ突破を決めた。

 勝てば他会場の結果によっては16強進出が決まる可能性もあるバイエルン。前半4分、DFジェローム・ボアテングのロングフィードにFWロベルト・レバンドフスキが頭で合わせ、長い距離のヘディングシュートがいきなりクロスバーを直撃した。

 しかし、先制したのは、負ければ敗退が決まるPSVだった。前半14分、カウンターからMFバート・ラムセラールの右クロスにMFダビー・プロパーが頭で合わせると、これはGKマヌエル・ノイアーに阻まれたが、跳ね返りをDFサンティアゴ・アリアスがヘディングで押し込んだ。アリアスの位置はオフサイドにも見えたが、主審はホームチームの得点を認めた。

 1点を追う展開となったバイエルンは攻勢を強める。前半21分、DFフィリップ・ラームの右クロスのこぼれ球をMFシャビ・アロンソが左足ミドルで狙うが、GKの正面。同29分にはMFアリエン・ロッベンの右CKに合わせたレワンドフスキのヘディングシュートが左ポストを直撃した。

 迎えた前半34分、ラームの右クロスがMFアンドレス・グアルダードのハンドを誘い、PKを獲得。キッカーを務めたレワンドフスキが冷静にGKの逆を突いてゴール右へ流し込み、1-1の同点に追いついた。

 後半もバイエルンペースで進み、後半17分にはDFマッツ・フンメルスの縦パスからMFアルトゥーロ・ビダルが左足でシュート。GKが弾いたところにFWトーマス・ミュラーが詰めたが、DFがカバーに入り、ゴールライン際でシュートブロックした。

 守備陣が高い集中力を保ち、粘り強いディフェンスで耐えるPSV。バイエルンは後半19分、ロッベンとMFヨシュア・キミッヒに代えてMFキングスレイ・コマンとMFドウグラス・コスタを投入すると、同29分にこの交代策が実る。DFダビド・アラバがコスタとのコンビネーションで左サイドを崩し、グラウンダーのクロス。ニアのレワンドフスキが右足で合わせ、逆転ゴールを流し込んだ。

 後半40分にはレワンドフスキが鮮やかな個人技からフィニッシュに持ち込むが、惜しくもクロスバーを直撃。ゴールの枠に3度嫌われ、ハットトリック達成はならなかったが、貴重な2ゴールで2-1の逆転勝利に導いた。D組のもう1試合でアトレティコ・マドリーがロストフ(ロシア)を2-1で下したため、2試合を残してアトレティコとバイエルンのグループリーグ突破が決定。アトレティコは4連勝で勝ち点を12に伸ばし、バイエルンが3差で追っている。

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