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中東遠征注目のニューフェイス1.伊野波

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 8月31日、オシム新体制で臨む初のアウェーとなる中東遠征(9月3日サウジアラビア戦、同6日イエメン戦)メンバーが発表になった。この中で、北京五輪世代から“飛び級”で選出されたのが、FC東京所属のMF伊野波雅彦(21)だ。

 伊野波は阪南大出身で、昨年はワールドユースオランダ大会メンバーに選ばれた。体調不良もあり本大会での出場はなかったが、その後、大学を休学して06年にFC東京入り。

 本来はボランチの選手で、クラブでもボランチとして開幕スタメンを飾る。しかしその後はボランチのほか、クラブではサイドをつとめ、キャプテンとして戦ったU-21中国戦では、すでにA代表に選出されたDF青山直晃らとの3バックでリベロをつとめた。このユーティリティーさが伊野波の持ち味の一つだ。

 オシム新体制でのボランチには鈴木啓太(浦和)、阿部勇樹(千葉)らがいるためすぐの出場は難しいかもしれない。しかしサイドは手薄だ。短い時間でその万能性をアピールできれば、代表デビューも遠くはない。

(写真は今年8月のU-21中国戦にキャプテンとして出場した伊野波)

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