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ハーフナーの超高打点ヘッドは右ポスト…ADOデンハーグ、PSVに完敗で2連敗

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FWハーフナー・マイクはリーグ戦10試合連続の無得点

[11.26 エールディビジ第14節 PSV 3-1 ADOデンハーグ]

 エールディビジ第14節2日目が26日に行われ、FWハーフナー・マイクの所属する11位ADOデンハーグは敵地で3位PSVと対戦し、1-3で敗れた。リーグ戦9試合連続スタメンのハーフナーは後半40分までプレーするも、10試合続けてノーゴールに終わった。

 直近10試合で1勝2分7敗と波に乗れないADOデンハーグは通常の4-3-3から4-4-2にシステムを変更。ハーフナーはFWヘルファネ・カスタネールと2トップを組んだ。

 ADOデンハーグは上位のPSVに対し、最終ラインと中盤で堅いブロックを形成。時にはハーフナーも自陣PA付近まで戻るなど、チーム全体で高い守備意識を持って試合に臨んだ。

 だが、サイド攻撃や中央突破にとどまらず、セットプレーでも細かく変化をつけてくるPSVに守備組織を乱されると、前半11分にPA内でFWガストン・ペレイロを倒してPKを献上。同12分に自らキッカーを担ったペレイロに決められ、先制点を許した。

 ADOデンハーグは防戦一方の中でもハーフナーを中心にチャンスを作り出す。前半36分にハーフナーが敵陣中央で粘ると、こぼれ球を拾ったカスタネールがPA手前から右足でシュートを放つが、ゴール右外へ。同39分にはPA内右のハーフナーが相手DFを手で押さえながら、右サイドからのパスを引き出す。しかし、バランスを崩して右足のシュートは空振りし、ファウルのアピールも認められなかった。

 前半終了時のポゼッションはPSVの74%に対してADOデンハーグは26%。0-1というスコア以上に苦戦を強いられたADOデンハーグは、ハーフタイム明けからMFルベン・スハーケンに代えてFWシェラルド・ベッケルを投入し、システムもハーフナーを頂点に据えた4-3-3に戻した。

 しかし、ADOデンハーグの目論みは後半開始早々に崩れる。PSVは後半5分、右CKにニアのFWルーク・デ・ヨングがダイビングヘッドで合わせると、相手DFのオウンゴールを誘発して追加点。同10分にはPA内右でスルーパスに反応したL・デ・ヨングが、左足アウトの華麗なシュートで相手GKの飛び出しを無効化し、リードを3点に広げた。

 ADOデンハーグは後半12分、浮き球のスルーパスに走り込んだカスタネールが相手GKに倒されてPKを獲得。キッカーのDFトム・ブヘルスダイクが右足で冷静にゴール右へ決め、1点を返した。

 これでADOデンハーグの追い上げムードに火がつくかに思われたが、PSVが巧みな試合コントロールによって鎮火。その後もADOデンハーグはほとんどの時間を自陣に押し込まれる展開となった。

 それでもADOデンハーグは後半33分にビッグチャンスを迎える。右サイドのDFティロネ・エブエヒが右足でクロスを上げ、PA内中央のハーフナーが相手DFの頭1つ上からヘディングシュート。しかし、右ポストに嫌われ、跳ね返ったボールはゴールライン際で相手GKにセーブされた。

 守備での負担も大きかったハーフナーは後半40分にFWデニス・ファン・デル・ハイデンと交代。試合はそのまま1-3で終了し、ADOデンハーグは2連敗を喫した。

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