Jリーグは20日、横浜アリーナで「2016 Jリーグアウォーズ」を開催した。Jリーグチャンピオンシップを制し、7年ぶり8度目のリーグ制覇を成し遂げた鹿島アントラーズの石井正忠監督が最優秀監督賞の表彰を受け、「うれしいですが、これは私個人ではなく、後ろにいる選手の頑張りで取れた賞だと思っています」と、壇上の選手たちに感謝した。

「今後、この賞に恥じないような働きをしたいという決意でいる」とあらためて意気込む指揮官は、アジア勢初の準優勝に輝いたクラブW杯を振り返り、「私たちの戦いを見て、自分たちもこの場に立ちたい、自分たちならレアルを倒していたんじゃないかと思った関係者、選手もいたと思う」と、会場に集まったJリーグ関係者、選手たちに呼びかけた。

「来年はその気持ちをJリーグでぶつけ合って、来年のクラブW杯ではJリーグを代表するチームがどこの大陸(のチーム)よりも良い成績を残せるようにやっていきたい」。自分たちの戦いが各クラブに刺激を与え、Jリーグ全体のさらなる発展につながることに期待した指揮官は「この大会でJリーグの強さを見せつけられたと思っている」と胸を張り、「来年はACLで優勝して、アジア代表としてあのピッチにまた立ちたい」と、来季のACL制覇、そして2年連続のクラブW杯出場を誓った。

(取材・文　西山紘平)