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マインツ武藤嘉紀、年明けにチャンス到来か…「完璧な状態で練習に入る」と指揮官も期待

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復活間近のFW武藤嘉紀

 2016年に右ひざの負傷で離脱を繰り返したマインツの日本代表FW武藤嘉紀に、年明け早々にチャンスが訪れそうだ。マルティン・シュミット監督は同選手の年内の復帰を見送った理由に言及し、1月の冬季キャンプに向けて期待の言葉を口にした。

 9月に右ひざを負傷し、当初は12月初旬までの実戦復帰が予想されていた武藤だが、年内の試合ではベンチ入りを果たせなかった。シュミット監督はブンデスリーガ第14節、ボルシアMG戦後(11日)に、武藤が負傷した箇所を「気にしてしまっている」ことを招集外とした理由に挙げていた。

 マインツは20日に行われた年内のラストマッチ、フランクフルトとのダービーマッチで0-3と完敗。その一戦では武藤の負傷離脱中スタメンを張っていたFWジョン・コルドバがレッドカードを提示され、2試合の出場停止処分を科されることになった。シュミット監督はフランクフルト戦後あらためて武藤の状態に言及。スイス人指揮官のコメントを『ヌル・フンフ・ミックスゾーン』が伝えている。

「ヨッチは“最終試験”を受け、1月3日から完璧な状態で練習に入る。彼を完全に回復させたのだよ。今まではシュートの際、まだ少しばかり違和感が残っていたのでリスクを冒したくなかった」

 同サイトによると、武藤が受けた“最終試験”とは日本代表の医師による検査で、その医師がゴーサインを出したという。これにより、武藤はチームが来月3~10日に開催するスペインのキャンプ地でのトレーニングには全力で挑めるとのこと。同6日にはFWハーフナー・マイクが所属するADOデン・ハーグ、その翌日にはフェイエノールトとの練習試合を予定しているマインツだが、そのいずれかで武藤がプレーする可能性が高まっているところだ。

 またマインツは1月22日にはケルンと、同29日にはドルトムントと2試合連続でホームマッチに臨む。コルドバが出場停止を強いられるこの2試合も武藤にとってのアピールチャンスになるだろう。

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