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「人生で一番思い出に残った」大会は準決勝で終焉。東海大仰星GK宮本は来年、記録更新に挑戦

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東海大仰星高GK宮本一郎

[1.7 全国高校選手権準決勝 東海大仰星1-2青森山田 埼玉]

「今までの人生で一番思い出に残ったのがこの大会でしたね」。東海大仰星高のGK宮本一郎(2年)は準々決勝で前回王者・東福岡高(福岡)に1-0で勝利するなど、快進撃を果たした選手権を「一番」の日々だったと認めた。

 藤枝明誠高(静岡)との初戦こそ、1点を失ったものの、2回戦から3試合連続無失点。V候補・東福岡を破ったニュースはすぐさま全国を駆け巡った。ビッグセーブで何度もチームを救ってきた2年生守護神。先輩たちとともに最高の日々を送ることができた。

 それでも準決勝で宮本は2失点。前半23分に「1人目のDFが止めれなくてかわされて、僕自身前に出すぎてをやられた」と青森山田の左SB三国ステイビアエブスに先制点を決められ、1-1の前半41分にはロングスローのこぼれ球から放たれたシュートを見事に足でセーブしながらもこぼれ球をMF高橋壱晟に押し込まれた。
 
 その後、宮本は3点目を失うことなく、チームを支えていたが、1点届かず敗退に。決勝進出を果たすことはできなかった。それでも全国舞台で活躍を見せたGKには来年、東海大仰星の記録をさらに更新するチャンスがある。

「今年だけじゃなくて、来年もまたこの舞台に立ってチャレンジしたい。今年いろいろ経験したし、来年僕が3年生なってこの舞台に立って選手たちを引っ張っていきたい」。今回を含めて通算5回選手権に出場している東海大仰星だが、まだ2年連続の全国出場は一度もない。まずは大阪連覇。そして初の全国決勝進出の目標を中心選手として成し遂げる。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)

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