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5戦連続完封の前育、DF小山は“献身的な攻撃陣”に感謝

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完封勝利に貢献した前橋育英高(群馬)DF小山翔(3年)

[1.7 全国高校選手権準決勝 前橋育英高1-0佐野日大高 埼玉]

 5試合連続の完封勝利で決勝へとたどり着いた前橋育英高(群馬)。CBの位置に入ったDF小山翔(3年)は90分間体を張った守備で無失点に貢献した。

 5試合連続の無失点の要因は「前線の選手が守備を頑張ってくれる」ことと語り、攻撃陣の献身的な守備に感謝を示す。「僕たち後ろの選手は前線の動きで限定されたボールをはね返すだけです。前線が守備を頑張っているからこその結果だと思う」。

 チームは2年前に選手権の決勝に進出したが、当時1年生だった小山は「スタンドから見ていた」。対戦相手は石川県出身の小山にとって、地元の星稜高。延長戦までもつれ込む死闘を演じたものの2-4で敗れ、初優勝を逃している。「石川県出身者として、星稜に負けたのは悔しかった。絶対に優勝したいと強く思っているし、そのときのリベンジをしたいですね」と初優勝への意気込みを示した。

 決勝の対戦相手となる青森山田高(青森)は「切り替えやスピード感のある相手」。得点ランクトップに立つFW鳴海彰人(3年)とMF高橋壱晟(3年)が顔をそろえる攻撃陣は4試合16得点と圧倒的な爆発力を持つ。しかし、「自分ができることを全力でやるだけ。対人の強さや空中戦では負けられない」と相手を封じ込めることを誓い、6試合連続完封での初戴冠を狙う。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

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