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強豪ガーナ代表を丸裸にする!

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 10月4日、日産スタジアムで行われる「KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2006」の日本の対戦相手ガーナは、06年ドイツW杯で初出場ながらベスト16に進出した強豪。最新FIFAランクは23と、同47位の日本よりも格上だ。

 ガーナの中心はエシアン(チェルシー)、アッピア(フェネルバフチェ)、ムンタリ(ウディネ-ゼ)ら中盤の選手と、先のW杯で活躍し、その存在を世に知らしめたFWジャン(ウディネ-ゼ)の4人だ。

 エシアンは豊富な運動量と、視野の広いプレーが持ち味。現在ではガーナのパイオニア的存在といえる。ジーコ元日本代表監督率いるトルコの強豪フェネルバフチェに所属するアッピアは主将としてチームを引っ張り、まだ25歳ながら国際試合46試合出場と経験も豊富。代表通算12得点もチーム最多で名実ともにチームの軸だ。

 ムンタリは独特のリズムで前線に絡み、決定力も高い。得点後のパフォーマンスもユニークだ。20歳のジャンはW杯で突如現れた新星。グループリーグのチェコ戦では快活な動きを見せ、1得点1アシストと活躍。ベスト16のブラジル戦でも、何度もあわやというシーンを演出して見せた。代表通算16試合で9得点と抜群の得点力を持っている。

 FIFAの公式記録によれば、ガーナ代表のW杯でのチ-ムシュート総数は61本。そのうち、この4人で6割以上の37本(エシアン、ジャン各11本、ムンタリ8本、アピアー7本)も放っている。このことからも、この4人が攻撃の主軸であることが窺える。

 他にもW杯ではセーブ数で全選手中、堂々3位の数字を叩き出したGKキングソン(アンカラスポール)や、フランスリーグのレンヌ所属で複数のポジションをこなす屈強なDFメンサなどタレントは豊富。「アフリカのブラジル」と言われるだけの人材は揃っている強豪国だ。ガーナ代表は2日に来日する。

日本との通算対戦成績は以下の通り

▽94.7.8親善試合
日本3-2ガーナ

▽94.7.14親善試合
日本2-1ガーナ

※いずれも日本開催

<写真説明>ガーナの中心選手マイケル・エシアン。6月17日、06年ドイツW杯グループリーグvsチェコ戦にて撮影

(文 宝田雅樹)

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