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コンテ、“ゴラッソ”のアザールを絶賛「底知れない選手」 アロンソの先制点は「正当なジャッジ」

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アーセナル撃破の選手たちを称えたアントニオ・コンテ監督

[2.4 プレミアリーグ第24節 チェルシー3-1アーセナル]

 首位を走るチェルシーは4日、プレミアリーグ第24節で3位アーセナルと対戦し、3-1で勝利した。試合後のアントニオ・コンテ監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 スタンフォードブリッジで開催された“ビッグロンドン・ダービー”は前半13分にチェルシーが先制した。クロスバーの跳ね返りにDFエクトル・ベジェリンと競り合ったMFマルコス・アロンソがヘディングシュートを叩きこみ、1-0。この際、アロンソの肘がベジェリンの顔面に入り、ベジェリンは交代を余儀なくされたが得点は認められた。「イングランドでは、あれはゴールになるよ。ボールにいっていたし、アロンソはベジェリンよりも高くジャンプしてボールを捉えていた。これは正当なジャッジだよ」と強調した。

 さらにチェルシーは後半8分、センターサークル内でボールを受けたMFエデン・アザールがドリブル開始。MFフランシス・コクランのプレスにも倒されることなく、ゴールに突き進み、PA内から右足シュートを突き刺した。「アザールのゴールは見事だったね。今の彼は絶好だ。そうでなければあのゴールは不可能だよ。彼の才能は折り紙付きだし、底知れない選手だ」と称えた。

 勢いが止まらないチェルシーは後半40分、元守護神のペトル・チェフのミスキックからMFセスク・ファブレガスがダメ押し。アディショナルタイム1分にはFWオリビエ・ジルに1点を返されたが、3-1で勝利。優勝に大きく前進した。

「確実にとらなければならない試合だった。アーセナルは良いチームだったよ。こちらが組織で戦い、各選手が献身的なプレーをしなければ負けていたかもしれない」と試合を振り返ったコンテ監督。この結果、2位トッテナムとの勝ち点差を9でキープし、3位アーセナルとは12差に広がった。それでも、指揮官は厳しいタイトル争いはまだまだ続くと主張する。

「まだシーズンは14試合、42ポイントもあるんだ。このチームには数々の栄光を掴んだベテランが揃っているだけに、選手たちもまだ何も成し遂げていないということはわかっているだろう。リーグ戦では8ポイント差で優勝したこともあるが、そうならなかったシーズンもある。アンテナを高く張り、慎重な歩みを続けていきたい」。リバプール、アーセナルとタイトルを争う相手との連戦に負けなかったチェルシー。このまま調子を落とすことなく、2014-15シーズン以来のリーグタイトルとなるのだろうか。


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