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[デンチャレ]鈴木国友が劇的ヘッド!!関東Aが全日本に逆転勝利で10年ぶりV飾る

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関東Aが10年ぶりの優勝を飾った

[2.19 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会・決勝 全日本1-2関東A 刈谷]

 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会の決勝戦が19日に行われ、全日本大学選抜と関東A選抜が激突。全日本がFWジャーメイン良(流通経済大3年=流通経済大付柏高)の今大会初ゴールで先制したが、関東AがFW土居柊太(明治大3年=浜松開誠館高)のゴールで追いつく。1-1で試合は進み、PK戦へ突入かと思われたが、終了間際のアディショナルタイムにMF西澤健太(筑波大2年=清水ユース)の左CKから途中出場のFW鈴木国友(桐蔭横浜大3年=相洋高)がヘディングシュートを叩き込んだ。これが決勝点。関東Aが全日本に2-1で逆転勝利し、10年ぶりの優勝を果たした。

 開始3分、先にチャンスをつくったのは全日本。左サイドで裏へ抜け出たFWジャーメイン良(流通経済大3年=流通経済大柏高)がマイナス気味に折り返し、FWF中野誠也(筑波大3年=磐田U-18)のパスから最後はMF米田隼也(順天堂大3年=静岡学園高)がシュート。これはDFに阻まれた。ここから立て続けにCKを得た全日本だが得点にはつなげず、時間は進む。

 前半6分にはDF鈴木準弥(早稲田大3年=清水ユース)が前へ送ったボール。一度はカットされたが拾ったMF重廣卓也(阪南大3年=広島皆実高)がスルーパス。ジャーメインが抜け出すもGK長谷川洸(日本体育大3年=東京Vユース)に止められた。ジャーメインと中野がスピードに乗った攻撃で押し込む。

 すると前半17分に試合は動いた。MF柴戸海(明治大3年=市立船橋高)のロングボールに抜け出したのはジャーメイン。オフサイドぎりぎりで右サイドへ抜け出し、GKとの1対1から冷静に右足シュートを決めた。今大会でアシストに終始していたFWの待望のゴールで全日本が先制に成功した。

 だが早い時間の失点にも関東Aは慌てない。攻めてはセットプレーではMF西澤健太(筑波大2年=清水ユース)が正確なボールを供給。中盤ではMF鈴木徳真(筑波大2年=前橋育英高)とMF守田英正(流通経済大3年=金光大阪高)が厳しいチェックでプレッシャーをかけるだけでなく、自由にボールを動かして試合を組み立てる。徐々に流れは関東Aへ。

 前線では3トップのディサロ、MF渡邉新太(流通経済大3年=新潟ユース)、FW土居柊太(明治大3年=浜松開誠館高)で押し込み続けると、前半28分にこれが実った。右CKから西澤のボール。PA内正面のディサロが粘り、倒れこみながら右足で押し出し、最後は拾った土居が右足シュートを決めた。2発の活躍をみせた初戦で腿裏を痛めていた土居。前日の試合は欠場したが、先発起用されると結果を出した。

 追いつかれた全日本はピッチ上で円陣を組み、仕切り直しを計る。しかし、その後は関東Aがさらに攻勢を強めた。前半39分、全日本の自陣PA手前で大きく跳ね上がったボール。焦ったDF宮大樹(びわこ成蹊スポーツ大3年=清明学院高)が処理をミス。拾った渡邉にファウルし、関東AがPA手前左でFKを獲得。西澤が蹴り入れたボールは壁の間を抜いたが、わずかにポスト右へ逸れていった。同45分にはPA右でフリーの渡邉が右足シュートを放ったが枠を外れる。前半を1-1で終えた。

 後半から全日本は2列目右へ入っていたMF名古新太郎(順天堂大2年=静岡学園高)に代わり、FW山口一真(阪南大3年=山梨学院大附高)を投入。しかし大きく流れを変えることはできない。後半14分には柴戸がPA内で倒されたかに思われたがノーホイッスル。もどかしい時間が続く。直後にジャーメインと米田に代えて、ルーキーコンビのMF三笘薫(筑波大1年=川崎F U-18)とFW旗手怜央(順天堂大1年=静岡学園高)を入れる。中野と旗手が2トップを組み、2列目右に山口、左に三笘が入った。

 一進一退の攻防が続くなか、DF鳥海晃司(明治大3年=千葉U-18)、DF坂圭祐(順天堂大3年=四日市中央工高)、DF眞鍋旭輝(桐蔭横浜大1年=大津高)で3バックを形成する関東Aは、コンパクトな守備から素早い攻撃で前へ押し上げる。サイド攻撃でチャンスメイクし、全日本をひやりとさせた。

 流れを変えたい全日本は後半21分にCB宮に代わり、MF脇坂泰斗(阪南大3年=川崎F U-18)を投入。ボランチの柴戸がCBへ回り、脇坂はそのままボランチに入った。直後の22分にはPA右へ抜け出た右SB岩武克弥(明治大2年=大分U-18)がシュートを狙うが、果敢に飛び出てきたGK長谷川洸(日本体育大3年=東京Vユース)にブロックされた。

 逆転を狙う関東Aは後半24分に渡邉に代わり、FW新垣貴之(流通経済大2年=流通経済大柏高)。同26分にはディサロに代えて、FW鈴木国友(桐蔭横浜大3年=相洋高)を投入する。その後も敵陣内でプレーする時間がほとんどだったが、ゴールが決まらない。

 後半31分過ぎからは全日本が立て続けに決定機。正面からドリブルで持ち込んだ旗手がDFを引き付けながら右サイドへスルーパス。走り込んだフリーの山口が放ったシュートはクロスバー上へ大きく外れた。直後にPA内左で中野がシュートを放ったが打ち上げてしまう。後半33分に中野はFW矢島輝一(中央大3年=FC東京U-18)と交代。同40分、PA左で受けた山口がDFをかわしてシュートを打つが相手守備陣に阻まれた。同45分には脇坂を経由して、PA手前左から矢島が巻くようなシュートを打つも決められない。

 すると劇的なゴールが待っていた。後半アディショナルタイム3分、関東Aが左CKを獲得。西澤がニアサイドへ蹴り入れるとGK永石拓海(福岡大3年=高川学園高)の前に飛び込んだ鈴木が高い打点からヘディングシュートを叩き込んだ。歓喜に沸く関東A。そのまま試合は終了し、関東Aが全日本に2-1の逆転勝利。10年ぶりの優勝を飾った。


(取材・文 片岡涼)
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