beacon

レアル、痛恨の敗戦…延期試合でバレンシアに敗れ、バルサとの勝ち点差広げられず

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーは延期試合でバレンシアに敗れた

[2.22 リーガ・エスパニョーラ第16節延期分 バレンシア2-1R・マドリー]

 レアル・マドリーがクラブW杯出場のため、延期になっていたリーガ・エスパニョーラ第16節が22日に開催され、消化試合が2試合少ないながらも首位に立つレアルがバレンシアのホームに乗り込んだ。前半9分までにバレンシアが2点を先行すると、レアルの反撃を同44分のFWクリスティアーノ・ロナウドの1点に抑えて、2-1の勝利を収めた。

 勝ち点1差で2位につけるバルセロナを引き離したいレアルだったが、いきなり試合を動かしたのはホームのバレンシアだった。前半4分、左サイドからFWムニル・エル・ハダディが送ったクロスをゴール中央のFWシモーネ・ザザがDFラファエル・バランを背負いながらもボールを収めると、鋭い反転から放った左足シュートでゴールを陥れ、スコアを1-0とした。

 勢いに乗ったバレンシアはさらに前半9分、カウンターから追加点を奪取する。バランがコントロールミスしたボールをムニルが奪うと、右サイドのザザが左サイドのFWナニに展開。味方の攻め上がりを待ったナニが右サイドを駆け上がるFWファビアン・オレジャーナにスルーパスを通すと、オレジャーナが右足シュートでネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 だが前半39分にバレンシアをアクシデントが襲い、好機を演出していたナニが負傷してDFギリェルメ・シケイラとの交代を余儀なくされた。すると同44分、左サイドからDFマルセロが送ったピンポイントクロスをC・ロナウドがヘディングシュートで突き刺し、レアルが1点差に詰め寄った。

 2-1とバレンシアがリードしたまま後半を迎えると、同点に追い付きたいレアルが圧力をかけるがバレンシアが体を張った守備で同点ゴールを許さず。同17分にはMFハメス・ロドリゲスに代えて、18日のリーガ第23節エスパニョール戦で約3か月ぶりに復帰していきなりゴールを奪ったFWガレス・ベイルを投入する。

 さらに後半28分にバランに代えてDFナチョ・フェルナンデス、同31分にはMFルカ・モドリッチに代えてFWルーカス・バスケスをピッチに送り込み、状況を打開しようと試みる。しかし、試合終盤にはDFセルヒオ・ラモスを前線に上げたパワープレーも功を奏さず。逃げ切ったバレンシアが2-1の勝利を収め、レアルは後続を突き放す好機を逸した。


●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集

TOP