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エイバル乾にスペイン紙が決定力不足を指摘も「存在感の欠けた選手ではない」

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スペイン紙が乾貴士の決定力不足を指摘

 エイバルでプレーするMF乾貴士の決定力不足についてスペイン紙『マルカ』が指摘しながら、決して存在感の欠けた選手ではないとしている。

 乾はスペインでの2シーズン目を迎えている。開幕前には10ゴールを約束しながら、リーグ戦の半分以上を終えても、いまだゴールを記録できていない。『マルカ』は「フィニッシュは乾の課題となっている。ここ数カ月の勢いをゴールにつなげられていない。メンディリバル監督は乾の貢献を喜んでいるが、彼が相手GKと対峙するときに苦しむことも意識している」と指摘する。

 またエイバルSDフラン・ガラガルサも同様に、スペイン『ラディオ・マルカ』とのインタビューで、乾の決定力の欠如を指摘していた。

「彼に欠けているのは決定力だ。素晴らしいプレーを見せるが、フィニッシュまで持ち込むことに苦労を強いられている。ただ、それでも彼は素晴らしいプロフェッショナルだよ」

 しかし、ガラガルサが最後に付け加えたように乾は決してスペインで軽んじられている選手でも、存在感をなくしている選手でもない。『マルカ』もそれを強調するように、乾のエイバルでの貢献を以下のように記した。

「ゴール欠乏症にかかっていようとも、彼はシーズン後半戦からチームに素晴らしく貢献している。べべの加入により控えになると思われた日本人選手だが、左サイドを自分のものとするためにその出場機会を生かし切った。リーグ戦ここ15試合では13試合で先発し、ベティス戦、アトレティコ戦のパフォーマンスはここイプルーア(エイバル本拠地)で忘れられないものとなっている」

「前フランクフルトMFはその才能と守備の献身性でチームに貢献しており、エイバルファンにとって存在感の欠けた選手ではない。乾はファンの心の特別な場所に存在しているのだ。乾はまだバスク語を話せない。が、もうエイバルという町の人間なのである」


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