[3.4 セリエA第27節 ミラン3-1キエーボ]

　セリエAは4日、第27節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでキエーボと対戦し、3-1で勝利した。ミランは3連勝。5試合負けなしとした。

　中国企業への身売りが完了し、3月から新たな一歩を踏み出すとみられていたミランだが、直前で交渉が破断。再交渉が行われ、次の期限は5月末と言われている。ただ経営陣のゴタゴタを尻目に、チームは連敗が続くなど負傷だった時期を抜け出し、復調気配をみせている。

　ミランは前半24分、左サイドからドリブルで切り込んだFWカルロス・バッカが右足を振りぬくと、DFに当たったシュートがGKの逆を突いてゴールネットに収まる。

　前半42分にPKによって同点とされたミランだが、前半終了間際のアディショナルタイムに“お返し”のPKを獲得。しかしこれをバッカが枠外に外してしまい、嫌な流れのまま、後半に突入する。

　だが復調の気配を見せるミランは崩れなかった。後半25分、CKからバッカが汚名返上とばかりのゴールを右足で流し込んで勝ち越しに成功すると、同37分には途中出場のFWジャンルカ・ラパドゥーラがPKを決めて、勝利を決定づけた。

　なお、ベンチ入りした本田はこの日も出番はなかった。これでリーグ戦の不出場は11戦に伸びた。　

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