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オーバメヤンが汚名返上ハット!ドルトムントが4発逆転でベンフィカ下し3年ぶり8強入り

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汚名返上のハットトリックでドルトムントを8強進出に導いたFWピエール・エメリク・オーバメヤン

[3.8 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 ドルトムント4-0ベンフィカ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は8日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでベンフィカ(ポルトガル)に4-0で快勝し、2試合合計4-1で3シーズンぶりのベスト8進出を決めた。香川は公式戦9試合連続のベンチスタートとなり、後半36分から途中出場した。

 敵地での第1戦を0-1で落とし、ホームに戻ってきたドルトムントが開始4分で試合を“振り出し”に戻した。前半4分、MFウスマン・デンベレの右CKをニアのMFクリスティアン・プリシッチが頭でそらし、ファーサイドからフリーで走り込んだFWピエール・エメリク・オーバメヤンがヘディングシュートを叩き込んだ。

 第1戦でPKを失敗するなど3度の決定機を逸したオーバメヤンの汚名返上ヘッドで先制し、2試合合計1-1の同点に追いついたドルトムント。前半11分にはカウンターからオーバメヤンがドリブルで駆け上がり、ラストパスを受けたデンベレがフィニッシュまで持ち込んだが、ミドルシュートは枠を捉えられなかった。

 その後は互いになかなか決定機をつくれず、試合は膠着状態に。前半42分、DFマルセル・シュメルツァーの左クロスにプリシッチが頭で合わせたが、GKにキャッチされた。ドルトムントの1点リードで折り返した後半立ち上がりはオーバメヤンが立て続けにチャンスを迎えるが、2度はオフサイド、1度はGKエデルソンのビッグセーブに阻まれる。それでも後半14分、負傷離脱したMFマルコ・ロイスに代わって先発した18歳のアメリカ代表MFが大きな1点を奪った。

 DFウカシュ・ピシュチェクのスルーパスに反応したプリシッチがGKとの1対1から右足のチップキックで頭上を越す技ありゴール。CL初得点で2-0とし、2試合合計スコアでも2-1と逆転に成功した。さらに2分後の後半16分、左サイドのスペースに走り込んだシュメルツァーが後方からのロングボールを左足ワンタッチで中央に折り返し、オーバメヤンが右足ボレーでゴールに突き刺し、3-0と突き放した。

 2試合合計3-1としたドルトムントに対し、勝ち抜けには2点が必要になったベンフィカは前がかりにならざるを得ない。ドルトムントは後半36分、最初の交代カードでデンベレに代えて香川を投入。同39分、MFゴンサロ・カストロの右CKに合わせたDFマルク・バルトラのヘディングシュートは右ポストを直撃したが、直後の40分、カストロのスルーパスからMFエリック・ドゥルムが右サイドのスペースに飛び出し、折り返しをオーバメヤンが押し込んだ。

 オーバメヤンのハットトリックで4-0、2試合合計4-1と勝利を決定づけたドルトムント。第1戦のビハインドをホームの4ゴールで跳ね返し、逆転で8強進出を決めた。

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