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[新人戦]巧みなパスワークと強力ドリブラー活かして猛反撃!山口3位出場の聖光が再び強豪苦しめる:中国

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後半7分、聖光高は交代出場のMF松田優成がポスト直撃の左足シュート

[3.20 中国高校新人大会3位決定戦 聖光高 1-2 瀬戸内高 広島スタジアム]

 山口県3位で出場した聖光高は3位決定戦で敗れたものの、延長戦の熱戦を演じた優勝校・立正大淞南高との準決勝に続き、16年度全国高校総体8強の瀬戸内高を苦しめて堂々の4位。手応えある中国高校新人大会だった。

 この日の前半は瀬戸内のロングボールを交えた攻撃に対応できずにセカンドボールを制圧され、押し込まれてしまった。「(相手選手との距離を)いつもよりも1.5、2m開けてしまった」(山本秀和監督)という前半は相手の攻撃を受けてしまい、何とか奪ったボールも思うように繋ぐことができなかった。

 0-1の前半14分にMF松嶋辰之輔(新2年)が自ら獲得したPKを決めて同点に追いついたが、フィジカル勝負で劣る中での我慢のサッカーでは持ちこたえることができず。前半終了間際に瀬戸内の強引な突破から勝ち越しゴールを献上してしまう。

 それでも、後半は怖れずに前からディフェンスすることを徹底。相手の最終ラインや中盤の選手にしっかりとプレッシャーに行けたことで相手のパス精度をわずかに狂わせ、いい形でボールを奪うこと、セカンドボールを拾うことに成功した。

 そして持ち味である巧みに相手の裏を取るパスワークや、今大会でブレイクした松嶋のドリブルが瀬戸内を苦しめる。後半7分に松嶋がドリブルでDF2人をいなして前進。そしてラストパスからMF松田優成(新3年)がポスト直撃の左足シュートを打ち込むと、1分後の8分には左オープンスペースから仕掛けた松嶋のドリブルシュートが再び左ポストを叩いた。

 18分にも松嶋のスルーパスから松田の放った決定的な右足シュートが左ポストをかすめた。後半は間違いなく主導権を握っていた聖光だが、最後の詰めに課題を残して1-2で敗戦。それでもインフルエンザの影響で欠場者や復帰直後の選手もいた中で松嶋が今大会トップクラスの輝きを放ち、FW野呂颯馬(新3年)やGK梶山大成(新3年)、CB倉津英治(新3年)らが好プレーを見せるなど堂々の戦いぶり。これまでサブ組だった選手達の活躍もチームに勢いをもたらした。

 山本監督は「(試合後)『今から競争だね』、と話しました。(これまでレギュラーだった選手でも)手を抜いていたら入れ替わる。チーム内競争を頑張らんかったら上手くても出られなくなる」。サッカー部寮のない“普通の高校”が2チーム分とも言えるような選手層を示した新人大会。夏冬連続で全国大会に出場した12年度のような活躍ができるかどうかは、これからの競争にかかっている。

(取材・文 吉田太郎)


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