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ケガ人、出場停止でUAEも「厳しい状況」 主将の10番と日本戦2発の11番が出場微妙

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日本戦に向けて公式会見に臨むUAEのマハディ・アリ・ハッサン監督

 23日のW杯アジア最終予選で日本代表と対戦するUAE代表のマハディ・アリ・ハッサン監督は22日、UAE・アルアインのハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムで公式会見を行った。

「最大ポイントを手に入れるべく、勝ちを目指してプレーする。できるだけポジティブな結果を得られるように努めたい」。昨年9月に埼玉スタジアムで行われた最終予選初戦で日本を2-1で撃破したUAE。前半戦5試合を終えて3勝2敗の勝ち点9で3位オーストラリアと並び、得失点差で4位につけている。

 首位サウジアラビア、2位日本とも勝ち点1差。ホームで日本を破れば、他会場の結果次第では首位に立つ可能性もある。15年1月のアジア杯準々決勝を含め、日本には2連勝中だが、指揮官は「サッカーは歴史ではない。常にハードワークするかどうか。我々のチームはそれを実行している。そのハードワークが差をもたらす」と、過去のデータは関係ないと強調した。

「日本はアジアでNo.1のチーム。いつ対戦してもタフな試合になる。今回も厳しい試合になるだろう。どのチームもケガ人を抱えているが、ポジティブな結果しか考えていない」

 日本はキャプテンのMF長谷部誠がケガのため離脱したが、UAEも台所事情は苦しい。MFタレク・アハメドは出場停止で、昨年9月の対戦でもフル出場したMFアメル・アブドゥルラフマンが負傷離脱。さらにFWアハメド・ハリル、FWイスマイール・マタルの2人もケガで出場が微妙という。

 昨年9月の日本戦で2得点を決めた背番号11のハリルと、前回の対戦時は不在だったが、本来のキャプテンであり、背番号10でもあるマタルの2人は昨年11月15日のイラク戦(2-0)でもゴールを決めている(ハリルは先発、マタルは途中出場)。「2人の出場は今日の練習で決める」と語る指揮官は「だれを使えるか分からない厳しい状況だが、勝ちを目指して頑張りたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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