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細貝萌、憧れのクラブ加入に笑顔「卒業文集に『柏レイソルに入るのが夢』と書いた」

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柏レイソルに新加入したMF細貝萌

「この黄色いユニフォームを身にまとえることをとても光栄に思います」

 真新しいシャツに袖を通した細貝萌は、時折、笑顔を覗かせながら記者会見に臨んだ。

 柏レイソルは24日、ブンデスリーガ2部のシュツットガルトから細貝が加入することを発表した。

 本拠地・日立柏サッカー場で会見に臨んだ細貝は、「若い選手がたくさんいる、これからのチームであり、数年前にはタイトルも獲ったクラブ」と新チームの印象を語った。そして「僕にとっては小さい頃からの夢のクラブでした。小学校の卒業文集にも『柏レイソルに入る』と書いたくらい、とても気にしていたクラブだった」と、自身が子供の頃から柏のファンであったことを告白した。

 ファンになったきっかけは、同じ群馬県で育ち、1997年から2005年まで柏でプレーした大野敏隆氏の存在があったからと明かす。ドイツで出場機会を失っていたことは、当然ながら移籍の要因であったものの、「どうしてもここ(柏)でプレーしたかった」という願望が自身の移籍を後押しした。

 クラブは「運動量や球際の部分」を期待して獲得に乗り出した。自身が柏でどのようなプレーを見せていきたいかと問われると、「ヨーロッパでやってきているので、プレー面では球際のところ。自分が必死になって中盤を支えることで、チームがいい方向に向かっていけばいい」と意気込む。一方で「そのためには自分でポジションを掴み取らなければいけないので、試合に出られるように頑張っていきたい」と謙虚な姿勢も忘れなかった。

 会見が終了すると、細貝は早速、日立台のピッチに降り立つ。同日の朝に日本へ到着したというが、疲れを感じさせることなく、ランニングやフィジカルトレーニングで汗を流した。Jリーグへの選手登録が間に合えば、4月1日のサンフレッチェ広島戦で新天地デビューを飾る可能性もある。チームは明治安田生命J1リーグで3連敗と元気がない。

 欧州で喜びも屈辱も経験した30歳は、レイソルの“新たな太陽”となれるか。細貝にとって7年ぶりとなるJリーグでの戦いが始まりを告げた。

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