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「2010年の香川真司を思い出して」ドルトムントSD、ダービーは“英雄が誕生する試合”と形容

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2010年のルールダービーで2ゴールを挙げる活躍を見せたMF香川真司

 ドルトムントは4月1日に行われるブンデスリーガ第26節でシャルケとのルールダービーに臨む。ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はドイツ誌『キッカー』で宿敵との対戦では「英雄が誕生する」試合と位置づけ、その例として日本代表MF香川真司の名を挙げた。

 通算171回目に開催されるルールダービー。それぞれのサポーターは優勝が懸った大一番よりこの試合での結果を重視するとも言われる。現役時代は選手としてもシャルケとの試合を数々経験したドルトムントのツォルクSDは、今はクラブ同士がお互いを“良きライバル”と見ていると語った。

「シャルケは長い歴史を持つ、スポーツにおける強豪。場所の近さも含めて、このライバル関係は両クラブとも活性化させているんだ。いずれのクラブにとって、相手を上回ることが最大のモチベーションとなっている」

 幹部間では「敵対心は存在しない」と強調するツォルクSDだが、ダービーに向けては「常に特別な雰囲気、この試合に対するワクワク感、周りのピリピリした緊張感に圧倒される」と地元の熱狂ぶりに言及。さらにこのように続けた。

「このダービーでは英雄が誕生するんだ。2010年にドッペルパック(1試合2ゴール)を決めた香川真司を思い出してほしい。我々の今の状況では、この試合は9試合を戦うことになる4月の“開幕戦”としても特別な意味合いも持つ」

 2010年夏に当時J2に所属していたセレッソ大阪からドルトムントに向かった香川は、第4節のシャルケ戦で2ゴールを奪い、敵地での3-1の勝利に大きく貢献。サポーターたちのハートをつかみ、一気に人気選手となっている。


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