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ヘルタ監督、原口元気のセンターFW起用を明言「ゴールへの意欲を示してもらいたい」

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指揮官は原口元気をセンターフォワードで起用すると明言

 ヘルタ・ベルリンは5日に行われるブンデスリーガ第27節でボルシアMGと対戦する。ヘルタのパル・ダルダイ監督はこの試合で日本代表FW原口元気をサイドではなく最前線に置くことを明言した。

 ヘルタは前節ホッフェンハイムとのホームマッチを1-3で落としている。この一戦ではチームの主将も務めるエースストライカーFWベダド・イビセビッチが5枚目の警告を提示され、ボルシアMGとのアウェーマッチは出場停止となった。

 イビセビッチが空ける穴を、原口が埋めることになるようだ。ダルダイ監督はホッフェンハイム戦でリーグ戦8試合ぶりに途中出場となった原口をワントップに据えることを明言。会見で、「ゲンキをセンターフォワードでプレーさせようと考えている。彼はそれに必要なスピードと経験を持ち合わせているからね。そこでプレーしたこともあるし、カウンター攻撃から先制点を奪えると期待しているんだ」と明言した。

 原口は今シーズンまだ1ゴールと、決定力を発揮できていない。そのことについて取材陣に問われると、ハンガリー人指揮官は「選手たちは全員、前を向いてポジティブでいることを求めている。ゲンキはものすごく調子の良い時期があったが、ミッチ(ミチェル・バイザー)がチームに戻ってきたころで慌ただしいプレーが増えたように見えた。全部1人でやろうという感じでね」と振り返り、次のように続けた。

「ただ、彼は水曜日にプレーすることを知っている。それが彼に力を与えれば、と考えている。彼はアタックすることを好んでいるし、ゴールを決める意欲を持っている。それを今回、彼に示してもらいたい」

「もちろん周りからのサポートが必要だ。ベダドにとって(最前線で)1人で戦い、ボールをキープし、タメをつくるのがどれほど大変なのか、我々みんなが分かっている。チーム全体が守備に回るように、前方にみんなで押し上げていかなければいけない。それでやっとすべてが機能する」

 浦和レッズでは最前線での起用は少なくなかった原口だが、『transfermarkt』のデータベースによると、ヘルタに加わってからのFWでのスタメン出場は2015~16シーズンの第3節ドルトムント戦(1-3)、第10節インゴルシュタット戦(1-0)の2試合のみ。そのどちらも無得点で終えたが、今回のボルシアMG戦では数字に表れる結果を残したいところだ。


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