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[船橋招待U-18大会]危機感持ってプレーした久我山の新10番FW宮本、スピード発揮して1ゴール

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國學院久我山高は交代出場の俊足FW宮本稜大が1ゴール

[4.1 船橋招待U-18大会予選リーグ 帝京長岡高 0-2 國學院久我山高 高瀬下水処理場上部運動広場]

 先発死守を目指すFWがゴールを決めた。國學院久我山高は1-0の後半23分、相手DFラインの背後へ抜け出した俊足FW宮本稜大(新2年)がGKをかわして2点目のゴール。前日、その前の東京都1部リーグでも結果が出ず、ゴールに飢えていた俊足ストライカーが意地のゴールを奪った。

「自分の持ち味は裏に抜けること。中盤の選手が前向いたら自分は裏に抜けてボールを受けることを意識していて、ちょうど中盤の選手のロングボールがGKとDFの間に落ちて、GKがちょっと遅れて飛び出してきたので、GKかわしてその後に落ち着いて決めることができた」

 この日は最前線で1年生FW加納直樹が先発して先制ゴール。先発落ちした宮本は危機感を感じていたという。「危機感感じていたので、ここで一発かましておかないと、と。でも、考えすぎても点獲れないんで、試合前はそんなに意識せずに、自分のプレーをしようと思っていた。そうしたらいいボールが来たので決められて良かったです」と笑顔を見せた。

 15年度の全国高校選手権でチームを牽引して決勝へ導いた10番FW澁谷雅也が卒業。宮本は今年、その澁谷に代わって公式戦で10番を背負っている(この日は72番)。「僕の強みはやっぱりスピードなので、スピードでCBをぶち抜いていって、決めきることが大切だと思うので、抜けた後にしっかりゴールを取ること。10番引き継いだというのは責任もあると思う。10番の重圧に負けて自分がポジション獲れなかったりするのは自分としても悔しいので、10番というものを背負わせてもらっている以上は責任を持ってプレーしていかないといけない」。澁谷と同じく下級生時から10番。期待のFWが責任感を持って、10番の役割を全うする。

(取材・文 吉田太郎)

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