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[船橋招待U-18大会]昨年は中3でプリンス北信越12発!帝京長岡MF谷内田は壁乗り越えて目標達成目指す

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帝京長岡高のスーパー1年生、MF谷内田哲平

[4.1 船橋招待U-18大会予選リーグ 帝京長岡高 0-2 國學院久我山高 高瀬下水処理場上部運動広場]

 仙台ユース、矢板中央高と対戦した船橋招待初日は帝京長岡高・谷口哲朗総監督も「別格だなと思った」というほどのプレー。だが、スーパールーキー・MF谷内田哲平(新1年)もこの日は連戦の疲れの影響で動きが重く、仕掛けのパスを増やすことができず。前半30分には絶妙なスルーパスを通して決定機を演出したが、一方でミスも少なくない試合となってしまった。

「前半は結構、相手のDFラインとMFの間で受けることを意識してやれたかなと思います。最後のスルーパスは1本通しましたけれど、受けてからのゴールに向かう姿勢だったりは少なかったかなと思います」と反省。谷口総監督も指摘していたが、スキルの向上はもちろん、全国トップレベルの厳しい戦いを乗り越えるタフさなども身に着けなければならない。

 昨年は中学3年生ながらプリンスリーグ北信越で12ゴール。強豪校やJクラブユースからの誘いもあったが、愛着のある帝京長岡で選手権を目指すことを決めた。中学時代にはU-15日本代表、U-16日本代表候補に選出されているが、特別扱いされるつもりはない。

「危機感がなかったらポジション外されなくても自分の成長とかないと思いますし、成長するためにもっと努力とかしていかないといけない」

 今冬の全国高校選手権は帝京長岡の試合を会場で観戦。PK戦で初戦敗退する姿を見て、選手権で勝ち抜くことの難しさを実感した。また、この日も全国区の強豪・國學院久我山高相手に悔しい敗戦。だが、「きょうも一つのミスだったりが失点に繋がったり。自分達もそういう隙をついていかないと勝てない」と学ぶことができた。今後、目標の日本一を達成するためにはいくつもの高い壁が立ちはだかる。その中で注目MFは「まだそのレベルに達していないと思う」「悔しいです」と口にするU-17日本代表入りを含めて、諦めずに壁を乗り越えて、達成することを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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