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香川真司、フランクフルト戦では評価伸びず「ここ最近の試合に比べて目立たなかった」

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好パフォーマンスを維持している香川真司

 ドルトムントは15日に行われたブンデスリーガ第29節、フランクフルトとのホームマッチを3-1で勝利を収めている。3月から好パフォーマンスを維持しているMF香川真司だが、この試合では見せ場をつくるも得点に絡めず、現地メディアによる評価も及第点が最高となった。

 11日にチームバスが爆破攻撃を受けるといった衝撃的な事件に見舞われたドルトムントにとって、日常に戻るための第一歩とも位置付けられていたフランクフルト戦。この試合が復帰戦となったMFマルコ・ロイスが試合開始早々に右からのボールをヒールで流し込むなど、いきなり大きな存在感を示した。前半にはフランクフルトのMFマルコ・ファビアン(29分)、ドルトムントのDFソクラティス・パパスタソプロス(34分)がそれぞれスーパーゴールを決めたこの一戦だが、FWピエール・エメリク・オーバメヤン(86分)によるチップキックで勝負が決まった。

 トップ下でスタートした香川は前半には相手DFを数人かわすドリブルで相手ゴールに迫るなど自信に満ちている様子をうかがわせた。だが、この試合では得点に絡めなかったことで、高評価にはつながらなかった格好となっている。ドイツ紙『ビルト』ではパパスタソプロス(「1」)、ロイス、ヌリ・サヒン(「2」)、ウカシュ・ピシュチェク(「4」)を除く全員と同様、香川はチームの「3」と及第点をつけられている。

 同じくパパスタソプロスに「1」を与え、絶賛した地元紙『WAZ』は、ロイスやGKロマン・ビュルキ、MFウスマン・デンべレを「2」と高く評価。香川のプレーに関してはチーム単独最低評価の「4」と厳しめだった。寸評では「19分にはモナコ戦の2-3のゴールシーンのように力強いドリブルで相手の守備ラインを突破するが、フィニッシュはフランクフルトのGKフラデツキに阻止される。1-1の失点の場面においてはプリシッチと彼はうまく対応できていなかった。その他、何度か精度の低いパスもあり、ここ最近の試合に比べて目立たなかった」と記された。

 また『ルールナハリヒテン』では香川に対する評価は「3.5」。ビュルキ、パパスタソプロスに「2」を与え、トップタイとした同紙だが、香川については「トップ下に近いポジションでプレーしたが、決定的な場面で正しい判断を下すことがあまりなかった。タイトなボールコントロールで相手DFをドリブル突破した際のフィニッシュ(19分)では不運。試合が進むにつれて明らかにパフォーマンスを落とし、らしくないボールロストやパスミスを犯した」と記述している。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)


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