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今季退団テリーが485日ぶりゴール!チェルシー、一時同点もセスクV弾でリーグ最多勝利数に並ぶ

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今季退団のジョン・テリーが先制点

[5.15 プレミアリーグ第28節延期分 チェルシー4-3ワトフォード]

 プレミアリーグは15日、第28節延期分の1試合を行った。今季覇者のチェルシーはホームでワトフォードと対戦し、4-3で勝利した。

 前節WBA戦で勝利し、2年ぶり6度目の優勝を飾ったチェルシーは、中2日で迎えたこの試合でスタメンを9選手変更。MFエデン・アザールとDFセサル・アスピリクエタが引き続き先発出場し、今季限りで退団するDFジョン・テリーが第4節スウォンジー戦以来、約8か月ぶりの先発となった。

 試合は前半22分に動く。MFウィリアンの右CKからDFクルト・ズマが競ってこぼれたボールをテリーが左足で押し込み、チェルシーが先制点。元イングランド代表DFが昨年1月16日に行われた第22節エバートン戦以来、485日ぶりのゴールを記録した。しかしわずか40秒後に悲劇が訪れる。テリーのクリアミスをMFエティエンヌ・カプエにヘディングで押し込まれ、試合は振り出しに戻った。

 それでもチームメイトはテリーが得点した試合を勝利へと導くべく奮闘する。前半36分、アザールの左CKからPA手前にこぼれたボールをアスピリクエタが右足一閃。地を這うようなシュートをゴールネットに突き刺し、前半を2-1で折り返す。後半4分には、FWケネディの左足シュートが相手に当たったボールにDFナタン・アケが反応し、中央に折り返したボールをFWミキー・バチュアイが左足で押し込み、3-1。バチュアイの2試合連続ゴールで突き放した。

 しかし4連敗中のワトフォードが反撃に出る。後半6分、敵陣左サイドで味方とのパス交換しながらDFダリル・ヤンマートがゴール前に駆け上がり、PA内から左足シュートを沈め、2-3と1点差に迫る。29分には、右サイドからMFトム・クレバリーが上げたクロスをFWステファーノ・オカカが右足で押し込み、3-3と再び同点に追いついた。

 チェルシーは勝ち越しを目指して後半34分にMFセスク・ファブレガス、39分にFWペドロ・ロドリゲスをピッチに送り込む。すると終了間際に決勝点が生まれる。43分、MFエンゴロ・カンテのボール奪取からウィリアンがPA内に侵入し、シュートフェイントから横パスを選択。これをセスクが右足ダイレクトでゴール左隅に流し込み、4-3と勝ち越しに成功した。

 後半アディショナルタイム2分には、ワトフォードのDFセバスティアン・プリョードルがこの日2枚目のイエローカードで退場となり、数的優位に立ったチェルシー。ワトフォードとの打ち合いを制し、2004-05シーズンと2005-06シーズンに記録したリーグ最多勝利数29勝に並んだ。


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