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496億円のオペレーション実現は困難…マンU、C・ロナウド獲得の可能性がほぼ消滅

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FWクリスティアーノ・ロナウドはレアル残留か

 マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウド獲得を断念するようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 スペインで脱税の疑いをかけられるC・ロナウドは、同国の生活に嫌気が差して退団を希望しているとされる。

 レアルはポルトガル代表FWの売却額を2億ユーロ(約248億円)程に見積もっているが、2021年まで契約を結ぶC・ロナウドに年俸として5000万ユーロ(所得税の負担含む)を支払っており、今夏に売却すれば2億ユーロの節約となるため移籍オペレーションは4億ユーロ(496億円)の価値になるといわれている。

 C・ロナウド獲得に向けてユナイテッドの障害となっているのは、やはり金銭面だ。移籍金、年俸を顧みて32歳の選手にこれだけの金額を投じることに、ユナイテッドは疑念を強めている。

 また指揮官と選手の関係も良好とは言えない。ジョゼ・モウリーニョ監督は、2010年から3年間レアルでC・ロナウドを指導した。就任当初こそC・ロナウドに賛辞を送っていたモウリーニョ監督だが、退任に近づくにつれ両者の関係は冷めていった。

 イギリスメディアでは、連日ユナイテッドのC・ロナウドに対する関心が取りざたされてきた。しかし『マルカ』の報道では巨額オファー、ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアの譲渡、レアルFWアルバロ・モラタを含めたオペレーション、このすべてが否定されている。

 ユナイテッドが獲得レースから撤退したことで、C・ロナウドの移籍先として可能性があるのはパリSGのみになりそうだ。パリSGはC・ロナウド獲得に1億2000万ユーロ(約150億円)のオファーを準備しているという。決断はレアル、C・ロナウドに委ねられている。


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