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中田英寿、バティやモンテッラとともに名を連ねローマの高額移籍金選手トップ10に

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ローマが獲得した高額移籍金の選手のトップ10に中田英寿もランクイン

 1990年以降、ローマが獲得した高額移籍金の選手のトップ10に元日本代表の中田英寿氏が名を連ねた。ローマ情報サイト『ForzaRoma.info』が25日、特集を組んだ。

 元アルゼンチン代表のレジェンド、ガブリエル・バティストゥータや現ミランの指揮官ビンチェンツォ・モンテッラ、悪童ながらも天才と称されたFWアントニオ・カッサーノらとともに、中田氏は高額移籍金の選手第5位にランクインした。

 中田氏は2000年1月、日本人として初めてローマに入団し、翌年、スクデットを獲得することにも成功した。ローマに加入した当時、中田氏は「才能あるトップ下として評判」の選手であった。だが同ポジションを務め、ローマの王子として親しまれていたフランチェスコ・トッティの脅威となるのではないかと心配され、獲得の際には好意的に見られなかった。だがトッティの壁は大きく、中田氏は在籍した1年半で出場は40試合、6ゴールにとどまった。

 それでも中田氏のゴールは「スクデット争奪戦において決め手となるゴールだった」として称えられている。2000-01シーズンの5月、ローマは優勝争いの渦中にあるユベントスと対戦した。前半、ローマはアレッサンドロ・デル・ピエロジネディーヌ・ジダンのゴールでユベントスに0-2とリードを許した。だが後半、トッティに代わってピッチに入った中田が豪快なミドルシュートを放ち1点差に迫った。続いて試合終盤、中田のシュートのこぼれ球をモンテッラが押し込み同点に追いつき、ローマのスクデットの獲得をほぼ確実なものとした。このため中田は「ローマサポーターの間で、伝説的な存在となった」と言われている。

 なお高額移籍金の選手第1位はバティストゥータ、2位はモンテッラとカッサーノとなっている。

 以下、ローマの歴代高額移籍金の選手トップ10

1位:ガブリエル・バティストゥータ 3620万ユーロ(約45億円)
2位:ビンチェンツォ・モンテッラ 2580万ユーロ(約32億円)
2位:アントニオ・カッサーノ 2580万ユーロ(約32億円)
4位:フアン・マヌエル・イトゥルベ 2450万ユーロ(約31億円)
5位:中田英寿 2200万ユーロ(約27億5000万円)
6位:モハメド・サラー 2160万ユーロ(約27億円)
7位:エメルソン・ダ・ローザ 2000万ユーロ(約25億円)
8位:ケビン・ストロートマン 1940万ユーロ(約24億2000万円)
9位:ジェルソン 1890万ユーロ(約23億6000万円)
10位:クリスティアン・キブ 1800万ユーロ(約22億円)


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