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ポドルスキ来日前の惨劇…5失点大敗の神戸ネルシーニョ監督「何もプレーできなかった」

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5失点惨敗にがっくりと肩を落とす神戸の選手たち

[7.1 J1第17節 川崎F5-0神戸 等々力]

 文字どおりの完敗だった。ヴィッセル神戸は今季ワーストとなる大量5失点。攻撃陣も3試合連続のノーゴールに終わり、0-5で大敗した。

「今日の我々の敗戦の説明は至ってシンプル。我々は何もプレーできなかった。相手はチームとして機能し、終始、相手にペースを握られ、ゲームを動かすことができなかった。技術的にも相手に上回られていた」

 試合後の記者会見でネルシーニョ監督はそう言って完敗を認めた。前半9分、川崎Fの鮮やかなコンビネーションで中央を崩され、先制点を献上。同20分にはCKのチャンスが一転、カウンターから2失点目を喫した。前半41分の決定機はFW田中順也がシュートミス。後半も見せ場なく、失点を重ねた。

 1試合5失点は15年11月22日の浦和戦(2-5)以来、2シーズンぶり。5点差での敗戦は09年4月11日の横浜FM戦(0-5)以来、実に8シーズンぶりの惨敗だった。MF渡邉千真は「点を取れずに失点を繰り返してしまった。失点も多いけど、得点を取れないのも深刻な問題と認識している。それが後ろ(守備陣)の負担になっている」と唇を噛む。

 開幕4連勝を飾るなど第6節終了時点までは首位を走っていたが、シーズン折り返しとなる第17節を終えて7勝2分8敗と黒星が先行し、順位も11位に落とした。「6人ほどレギュラークラスの選手をケガで欠いている。2、3人でも影響が出るのに、ケガ人の数が大きく膨らんでいる。それはどうしても大きく影響してしまう」。そう嘆く指揮官にとっての救世主となるか。新加入の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは今月6日に来日予定。獲得交渉が大詰めとされるFWハーフナー・マイクも含め、新戦力は次々節の29日大宮戦から出場可能となる。

(取材・文 西山紘平)

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