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低迷・広島、森保一監督の辞意申し出を了承…織田社長「苦渋の決断であり、非常に残念」

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退任が決まった広島の森保一監督

 サンフレッチェ広島は4日、森保一監督が3日付で退任となったことを発表した。横内昭展ヘッドコーチが監督として暫定的に指揮を執る。

 森保監督は現役引退後の2004年に広島の育成コーチに就任。年代別の日本代表コーチも兼任するなど経験を積み、2012年に広島のトップチームの監督に就任した。就任初年度から2年連続でJ1優勝を果たすなど、広島を3度のリーグ優勝に導き、J1通算187試合で92勝40分55敗という成績を残した。

 広島は今シーズン前半戦を終えて、2勝4分11敗で降格圏の17位に沈んでいた。クラブ公式サイトによると、1日に行われた浦和戦後、織田秀和社長と強化部長、森保監督の3人で総括を行ったところ、その場で森保監督から成績不振による辞意の申し出があったという。クラブとしては慰留に努めたとようだが、本人の意思が固く、辞任を了承した。

 織田秀和社長は、「クラブの歴史に刻まれる素晴らしい功績を残していただきましたが、これも森保監督の情熱と、選手、スタッフをはじめとした、サンフレッチェにかかわるすべての方との深い信頼関係があってこそです。選手としても活躍し、まさにチームのレジェンドともいえる森保監督の辞任を了承することは、苦渋の決断であり、非常に残念に思います。5年半の尽力に、改めて心より御礼申し上げます」と感謝の言葉を送った。

「森保監督には今後も、何らかの形でクラブ運営に携わっていただければと考えており、本人からも『即答はできないが、クラブ発展のための協力は惜しまない』との言葉をいただきました。サポーターの皆さまからもクラブに様々なご意見を寄せていただいておりますが、必ず現状から這い上がり、心を一つにして戦って参ります」

 また、森保監督はクラブを通じ、「ファン・サポーターの皆さま、株主・スポンサーの皆さま、スタッフ、選手、サンフレッチェ広島に携わるすべての方々に支えてもらい、素晴らしい監督在任期間を過ごすことができました。皆さまのサポートには心から感謝しています。プロは結果がすべての世界。皆さまに喜んでいただけるような結果を残すことができず、申し訳ありません。サンフレッチェに携わるすべての方々と3度の優勝で喜びを分かち合えたことは、いい経験となりました。今は、皆さまへの感謝の想いしかありません。とても幸せな5年半でした。ご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました」とコメントした。

 なお、新監督は決定次第発表するとしている。


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