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ナイスゴール2連発!! 絶好調なあいつは右SB…DF柳貴博「気合い入ってます!!」

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鮮やかな突破からゴールを陥れたU-20日本代表DF柳貴博(FC東京)

 鮮やかな突破から右足のシュートでネットを揺らす。しかも、直後のプレーでも同じような形から、またもやゴールを陥れた。21日のAFC U-23選手権予選カンボジア戦に向けての前日練習で、好調ぶりを猛烈にアピール。しかし、彼は攻撃的な選手ではない。右SBが持ち場となるU-20日本代表DF柳貴博(FC東京)は、「気合いが入ってます」という姿勢をピッチ上で示し続けた。

 前日の初戦フィリピン戦での出場はなかった。しかし、「結構サイドが起点になっていたので、自分ももっともっと攻撃参加してゴールに絡むプレーを増やしていきたい」と自身がピッチに立った際のイメージを膨らませていた。対戦相手となるカンボジアはホームとなり、3万人もの観客が押し寄せる可能性があるという。完全アウェーの中での試合となるが、「そういう中でプレーしたことはないので、楽しみ。“やれる”イメージしかない」と力強く語った。

 5月に行われたU-20W杯ではメンバーに選出されずに悔しい思いをした。それも、FC東京の仲間であるGK波多野豪、FW久保建英ら年下の選手がメンバーに選出されたことで、「本当に悔しかった」と振り返る。

「豪も入って、建英も入っていて、自分は上の年代なのに選ばれず、下の代の選手が選ばれていたのは悔しい面があったし、U-18やU-19で一緒にやってきた仲間が選ばれる中で自分がいないのは本当に悔しかった」

 だが、U-20W杯が終わって一区切りがつき、東京五輪に向けて新たなスタートを切ったチームに招集された。燃えないわけがない。「コンディションも良いし、最高のパフォーマンスができるように良い準備をして試合に臨みたい」。当然、3年後の五輪は「人生の中でも重要な一つのポイントだし、そこに向けてやっていく」と見据えているが、まずは翌日のカンボジア戦が重要。この日のトレーニング同様、猛烈アピールを成功させたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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