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中里崇宏、連勝呼び込む決勝FK弾!大混戦も「まだまだ上にいける」

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MF中里崇宏のFKが決勝点となった

[7.22 J2第24節 横浜FC2-1長崎 ニッパツ]

 レフティが勝利を手繰り寄せた。1-1で迎えた後半4分、横浜FCは右後方でFKのチャンスを獲得。キッカーのMF中里崇宏が左足で入れたロングボールは味方に合わなかったが、ゴール前でバウンドしてそのままゴールネットに吸い込まれ、勝ち越しに成功。「人に合わせて蹴った中で生まれたゴール。ラッキーな部分が大きい」という直接FK弾が値千金の決勝点となった。

 狙いは長崎の1トップFWファンマの背後のスペースだった。「コースはファンマの後ろを狙って蹴った。コーチ陣から『狙いどころだ』と聞いていたところにうまく落とせたかな。誰かが触るボールを意識して蹴ったけど、うまく枠に入ってくれたのでよかったと思う」。ゴール後はピッチ上に歓喜の輪が広がり、チームメイトからもみくちゃにされた。

 この日、Jリーグに復帰したブラジル人FWレアンドロ・ドミンゲスが加入後初先発。トップ下とボランチで縦関係を築くことになるが、「レアンドロが入ることでチームが前へ前へと向かう分、自分は後ろでバランスをとって試合を見たほうがいいかな」と広い視野で冷静にゲームをコントロールする。

 上位直接対決を制した横浜FCは勝ち点を38に伸ばして5位に浮上。4連敗と苦しんだ先に2連勝をつかみ、上昇気流に乗る。J2リーグは勝ち点4差に10チームがひしめく大混戦。長丁場を戦い抜く覚悟をにじませるゲームメーカーは「上位との差も縮んだし、まだまだ上にいける」と闘志を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)
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