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[NB CHAMPIONSHIP U-13_MOM]鹿島ジュニアユースFW生板隆之介_鹿島一の俊足FWが決勝点!

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前半18分、鹿島アントラーズジュニアユースFW生板隆之介が決勝ゴール

[中学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 NB CHAMPIONSHIP準決勝 鹿島ジュニアユース 1-0 C大阪U-13 時之栖裾野E1]

「アントラーズの中では多分一番速いと思う」と自己評価する鹿島アントラーズジュニアユースFW生板隆之介が、チームを決勝へ導く決勝点を決めた。

 0-0の前半18分、鹿島は自陣からのFKをFW大山和音が頭で相手DFとGKの間へそらす。味方が競り勝つことを信じて飛び出した生板は「まずトラップして打とうと思った」と相手よりも先にボールに触れたが、コントロールしきれず。ただし、わずかに触れたことによって反応していたC大阪U-13GKの逆を突いたボールが、そのままゴールラインを越えて先制点となった。

 ゴールは幸運なものだったが、俊足アタッカーは攻守両面で効いていた。特に後半、「FWのところでセットして、自分のところに来たらダッシュで追いかけてやろうと思っていました」という生板の鋭いプレッシングが相手に自由な攻撃をさせなかった。

 また、生板はスピードを活かした突破でサイドを破っていたほか、ゴール方向へ流れたボールに対して油断したDFを追い越して決定的なシュートを打ち込むなど、相手にとって嫌な存在に。坂井涼コーチが「スピードは本当に凄い。トラップが悪くても行き切る力がある」と説明し、GK大橋実羽も「スペースとかで持ったら絶対に決めてくれる。頼りにしている」と評したFWは試合を決める仕事とそれ以外の部分でもチームの勝利に貢献した。

 憧れの選手に鹿島のFW金崎夢生やDF昌子源の名を挙げた生板は「将来的には前からプレスをかけていって、フィジカルで絶対に負けないで、しっかり得点を取れるFWになっていきたい」と意気込んだ。武器であるスピードも今大会初戦の大宮ジュニアユース戦など相手に劣っていた試合もあったという。だからこそ、もっともっとレベルアップすることを宣言。まずは24日の決勝での勝利に集中し、そこでチームにゴールとタイトルをもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
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