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スーパー杯逃したユーベ指揮官とキエッリーニの間で口論…守備陣に新たな火種か

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マッシミリーノ・アッレグリ監督とキエッリーニが口論に…

 13日のイタリア・スーパー杯、ユベントスラツィオ戦(2-3)終了後、ユベントスの指揮官マッシミリーノ・アッレグリとDFジョルジョ・キエッリーニの間で口論が勃発した。イタリア紙『トゥット・スポルト』が14日、伝えている。

 ユベントスは昨シーズン、6連覇を達成し、コッパ・イタリアも3年連続で制した。しかしスーパー杯は昨年のミラン戦に引き続き、あと1歩で逃してしまった。ラツィオに対してユベントスは不甲斐ないプレーから2点のリードを許すも、「ホヤ(宝石)」ことFWパウロ・ディバラのドッピエッタ(1試合2得点)でアディショナルタイムに同点に追いついた。アッレグリ監督は消耗しきった相手を延長戦へ持ち込むよう指示するも、終了間際、MFアレッサンドロ・ムルジャに決勝ゴールを奪われ、あっけなく敗れた。

 試合終了後、激怒した指揮官が守備陣を統率するキエッリーニに歩み寄り、口論する様子が中継映像に映し出された。『ガゼッタ・デロ・スポルト』はアッレグリ監督が「マッティア(デ・シリオ)はあそこで外に出なければならなかったんだ」と怒鳴っていたと報じており、ムルジャの得点シーンへの対応について言及していたと見られる。一方、キエッリーニは口元を隠して応戦しており、発言内容は明らかになっていない。

 ユベントスは今夏、6年連続優勝に貢献した守備の要DFレオナルド・ボヌッチや昨夏バルセロナから獲得したベテランサイドバックのDFダニエウ・アウベスを放出しており、その影響が表れているようだ。プレシーズンおよびスーパー杯の5試合では合計10失点を喫しており、安定した守備能力を武器に王者に君臨してきたユベントスにとって、強豪相手とはいえ1試合平均2失点は高い数値と言える。

 なお、アッレグリ監督はチームの和を重要視しており、昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝戦においてボヌッチが指揮官を非難し、和を乱したため放出を容認したとも報じられている。セリエA開幕を今週末に控える中、守備陣に新たな火種が生まれ、ユベントスの動向は心配されるところだ。

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