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モウリーニョが10年続いたマンUの伝統を変える方針…ベテランは「若手に悪影響」と苦言

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ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督は、10年以上続いていたクラブのルールを変更し、試合前に選手たちが家に帰ることを認める方針のようだ。英『メトロ』や『デイリー・メール』などが報じている。

 ユナイテッドはここ10年以上、試合前に選手たちがザ・ローリー・ホテルに泊まるというルールがあった。健康状態をモニタリングできるとの理由で、元監督のアレックス・ファーガソン氏が導入した制度だったという。その後、デイビッド・モイーズ氏とルイス・ファン・ハール氏もこの伝統を引き継ぎ、昨季に就任したモウリーニョ監督も同様だった。

 ただ、報道によると、モウリーニョ監督は今季からこのルールを変更するつもりのようだ。これまでとは逆に、試合前は選手たちを家に戻し、パートナーや家族と触れ合う時間を設けるという。

 この新ルールは、試合前の食事とチームミーティングの際はホテルに集合するという条件付きで、13日に行われた開幕戦のウエスト・ハム戦から適用。モウリーニョ監督としては、選手たちがリラックスして試合に臨むことができると感触を得ており、実際に開幕2試合はいずれも4-0で快勝している。

 一方で、チーム全員がこの新ルールに納得しているわけではなく、特にベテランの選手たちは若い選手にとって悪影響だと苦言を呈しているようだ。モウリーニョ監督はしばらくの間、状況を観察し、今後どういった運用にしていくのかを決めるつもりだと伝えられている。

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