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名古屋キラー大久保、ファーストタッチで決勝点!!川崎Fが“風間ダービー”制し首位浮上

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川崎Fが大久保嘉人の決勝弾で首位に浮上した

[3.18 J1第4節 名古屋0-1川崎F 豊田ス]

 川崎フロンターレが敵地で名古屋グランパスに1-0で勝利した。連勝で勝ち点を10に伸ばした川崎Fは、得失点差で広島を上回り、首位に浮上した。名古屋はリーグ戦今季初黒星。公式戦では連敗で4戦未勝利となった。

 “風間ダービー”。風間八宏監督が現在率いる名古屋と、16年まで指揮していた川崎Fのイズムを持つチーム同士の激突。昨年は名古屋がJ2を戦ったため、今回が注目の初対戦となった。

 名古屋は前節の湘南戦で右足首を負傷したDFホーシャが欠場。DF櫛引一紀が今季初スタメンとなった。一方の川崎Fは一週間前の第3節のG大阪戦と変わらない11人が先発に並んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 好守の切り替えの早い好ゲームになった。序盤からポゼッションで上回ったのは川崎F。細かいパスを繋ぎながら敵陣に攻め入り、鋭い縦パスやスルーパスで好機を演出する。

 しかし前半9分にMF中村憲剛のスルーパスに反応したFW小林悠のシュートは枠左にわずかに外れる。判定もオフサイドだった。同25分にはショートコーナーから中村がクロスを上げると、小林が鮮やかなボレーで合わせたが、これもわずかにオフサイドだった。

 押され気味の名古屋だったが、個の力を持つ前線が奮闘。カウンターからチャンスを広げる。だが前半35分のFWジョーのシュートが枠右。同42分のFWガブリエル・シャビエルのミドルも枠右に外れるなど、こちらも決定力を欠く。

 スコアレスで折り返した後半もなかなか均衡状態は崩れない。後半8分には川崎Fが波状攻撃を見せるが、名古屋の守備陣が体を張って守り抜く。名古屋も押し込む時間帯を作るが、決定機を作るまでは至らない。

 そんな中、先に動きを見せたのが川崎Fだった。後半20分、MF家長昭博を下げてFW大久保嘉人を投入する。するとファーストプレーだった。中村が蹴り入れたFKに飛び出した大久保がヘディングで合わせて、先制点をねじ込んだ。大久保は対名古屋これで5戦連発。ここ5戦7発と、キラーぶりをいかんなく発揮した。

 攻めるしかない名古屋は後半22分に和泉を下げてFW佐藤寿人、同31分にはジョーを下げてMF成瀬竣平を投入。成瀬はリーグ戦初出場。名古屋はDF菅原由勢と2種登録の選手2人が立つことになった。

 ただこの交代は迫力を欠くだけになってしまう。後半41分にはMF青木亮太も下げる作戦をとるが、川崎Fゴールに迫ることは出来ない。ラストプレーではGKランゲラックも上がってCKを蹴ったが、押し込むことが出来なかった。

●[J1]第4節 スコア速報

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