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判定に泣いた川崎F、長谷川の同点弾は“幻”に…20試合ぶり黒星で首位陥落

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オフサイド判定で同点弾は幻となった

[3.31 J1第5節 川崎F0-1広島 等々力]

 昨年から続いたリーグ戦無敗記録がストップした。川崎フロンターレは川崎Fは昨年7月29日に行われた第19節磐田戦(2-5)以来、20試合ぶりとなる黒星。判定に泣く結果となり、首位から3位に転落したが、DF谷口彰悟は「やりきれない思いはあるけど、まずは自分たちに矢印を向けたい」と毅然とした表情で話した。

 攻撃陣は序盤からFW大久保嘉人やMF阿部浩之が決定的なシュートを放ち、試合を優位に進めた。最終ラインは体を張り、連動した守備で攻撃を跳ね返したが、後半40分にCKから失点。オフサイドポジションに広島の選手がいたように見えたが、オフサイドではなくCKが与えられ、「セットプレーで失点してしまったことは反省しています」と結果を受け止めた。

 土壇場の同点弾は“幻”となった。1点を追う後半45分、左サイドを突破したDF車屋紳太郎が縦に仕掛けて鋭いクロスを入れると、こぼれ球に反応したMF長谷川竜也が押し込んだ。しかし、協議の末にオフサイドの判定が下され、このゴールは取り消された。「負ける気はしなかったし、失点はしたけど、最後まで迫力を出せた。あれがゴールと認められれば引き分けに持ち込めた」。攻撃陣の最後の猛攻に感謝し、谷口は「悔しい判定ですけど、最後まで諦めなかったことはポジティブに捉えたい」と前を向いた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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