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我那覇の「にんにく注射」、規定違反と認定

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 Jリーグは1日、都内でドーピングコントロール委員会を開き、川崎のFW我那覇和樹(26)が4月23日に受けた医療行為について規定違反があったと認定した。
 同委員会はこの日、にんにく注射と呼ばれる静脈注射を打ったとされる我那覇本人、さらに川崎の武田信平社長(57)後藤秀隆チームドクター(39)をJリーグ事務局に呼び、事情聴取をした。
 7日にもアンチ・ドーピング特別委員会を招集して出場停止やけん責などの制裁案を検討し、最終的には臨時理事会を招集して処分を決める。我那覇は、処分が決まるまで公式戦の出場を自粛している。

 我那覇が受けた「にんにく注射」の成分自体は栄養剤で禁止薬物ではないが、静脈に生理食塩水を投与すると禁止薬物の痕跡を薄める作用があるがあるため、Jリーグは「ドーピング隠し」に悪用される可能性があるため、原則的に静脈注射を禁じている。

(文 武澤伸昭)

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