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[nb championship U-13]埼玉の街クラブ、FC LAVIDAは再び決勝進出の快挙も「まだまだ」

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決勝での敗戦を悔しがるFC LAVIDAイレブン

[7.23 nb championship U-13決勝 FC LAVIDA 0-1 C大阪U-13 時之栖うさぎ島G]
 
 埼玉の街クラブ、FC LAVIDAは前回大会優勝の鹿島アントラーズつくばジュニアユースやモンテディオ山形ジュニアユース村山、湘南ベルマーレジュニアユース平塚というJアカデミー勢を破って決勝進出。だが、村松明人監督はセレッソ大阪U-13に0-1で敗れた決勝後、「力負けした感じがある。まだまだですね」と厳しかった。

 ドリブル、ショートパスによる攻撃で勝負するFC LAVIDAは前半、FW小田晄平が絶妙なボールコントロールから右足ボレー。MF石川穂高のミドルシュートなどで相手ゴールを脅かした。また、CB坂和飛空やCB戸上和貴らDF陣は決勝も含め、大会を通して健闘。だが、指揮官が「キツくなればなるほど良くなくなっていった。チームとしても弱さが出た」と指摘したように、相手のレベルが上がり、逆境となった際に個人としても、チームとしても弱さが出てしまった。

 2年前の「newbalance championship U-13」でJクラブ勢をなぎ倒し、“衝撃的”な優勝。埼玉の強豪、昌平高の全面協力を得て活動しているチームには埼玉県外からも選手が集まってきており、Jアカデミー勢を苦しめるような個性が増えている印象だ。

 Jアカデミー勢13チームに加え、街クラブ、中体連の強豪が参加した今大会でファイナリストになったことは素晴らしい結果。それでも、目標値が高いだけに選手、コーチングスタッフは内容、結果に満足していない。今大会でできなかったことを見つめ直し、全国トップ相手でも通用する技術、判断力を目指して積み重ねる。

(取材・文 吉田太郎)

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