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レアル、ロペテギはひとまず解任せず…理由はクラシコ直前と後任不在

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フレン・ロペテギ監督の解任は延期

 今季、大不振に陥っているレアル・マドリーだが、同クラブ首脳陣はひとまずフレン・ロペテギ監督にチームを任せ続けるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 20日のリーガ・エスパニョーラ第9節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのレバンテ戦を1-2で落とし、ここ5試合の成績を1分4敗としたレアル。試合後、フロレンティーノ・ペレス会長はいつも通りロッカールームへと入ってチームの面々に挨拶をしたが、今回はチームの重鎮とされる選手たち、さらにはロペテギ監督と個別に話をしたという。ロペテギ監督との会話は15分間に及び、そこですぐさま結果を出すことを要求したとされる。

 レアル首脳陣にロペテギ監督をすぐに解任する考えはない模様。その理由は後任候補がいないことと、クラシコが来週日曜に迫っていることだ。ラファエル・ベニテス監督を解任した際には、ジネディーヌ・ジダン監督を後任に据えることができたが、現在はそうした候補が存在していないという。適任はかつてのジダン監督のようにBチームを率いているサンティアゴ・ソラーリ監督になるのだろうが、「ジダンのようなカリスマがない」ために昇格させることをためらっているようだ。

 レアル首脳陣はまた、現段階でロペテギ監督を解任したとして、後任監督にいきなりクラシコを指揮させることはあまりにも危険と考えている様子。ただしミッドウィークに行われるUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節、ベルナベウでのプルゼニ戦でも土をつけられる場合には、その時点でロペテギ監督を首にすることも考慮しているとのことだ。

 いずれにしても、レアル首脳陣は現状に大きな危機感を覚えており、ロペテギ監督に対する信頼はほとんど失われている模様。加えて、期待していたような成果を挙げていない選手たちの姿勢も問題視しているようだ。

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