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“シンガリ合流”の杉本健勇、後輩・南野のブレイクに「俺もあいつに負けないように」

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代表合宿に合流したFW杉本健勇

 日本代表は14日、大分市内で練習を行った。FW鈴木優磨(鹿島)の参加辞退に伴い、追加招集されたFW杉本健勇(C大阪)もこの日のトレーニングから合流。合宿3日目にして全23選手がそろった。

「思い切りプレーしたい。消極的なプレーではなく、思い切りプレーできれば」。森保ジャパン初陣となった9月の代表合宿に招集された杉本だが、紅白戦で負傷し、途中離脱を余儀なくされた。10月の代表戦には招集されず、今回も7日の代表メンバー時点では選外だった。

 鈴木の不参加というアクシデントでめぐってきたチャンス。メンバー発表後に行われた10日のJ1川崎F戦(○2-1)で約3か月ぶりとなる今季5得点目を決めたが、「あそこで(点を)取ってなかったら、ここにも来れていなかったと思う。次は代表で決めたいし、結果を残したい」と意気込んだ。

 9月の代表合宿も途中離脱したため、森保ジャパンではまだ試合出場がないが、元チームメイトで、同じC大阪下部組織出身のMF南野拓実(ザルツブルク)が3戦連発の計4ゴールと、チームの主軸を担っている。

 2学年下の南野の活躍について「あいつのことより、まずは自分のこと。あいつのことを考えている余裕はない」と苦笑いしながらも、「ユースのときからやっているし、また一緒に試合に出られれば俺もあいつに負けないように頑張りたい」と誓う。

 来年1月に迫ったアジアカップに向け、生き残りも懸かる年内最後の代表戦。「まずはここの2試合で結果を残さないと(アジアカップは)見えてこない。まずこの2試合に集中したい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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