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埼玉代表としての自覚。伝統校・浦和南のMF鹿又耕作主将「甘いことはできない」

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浦和南高のリーダー、MF鹿又耕作

 選手権優勝3回の伝統校、浦和南高は第97回全国高校サッカー選手権埼玉県予選を勝ち抜き、17年ぶりとなる選手権出場を果たした。チームリーダーのMF鹿又耕作(3年)に全国への意気込みを聞いた。

●MF鹿又耕作
―東福岡と初戦を戦う組み合わせに
「インハイで当たって完敗しているので、そのリベンジを果たすために今、頑張っています」

―組み合わせについて周りの感想は?
「感想は様々なんですけれども、(野崎)監督からは『いいところ引いたな』と言われました」

―夏の敗戦からどれだけ差を詰められたか証明する試合に。
「(自分たちは)組織として強くなったというのを感じていて、選手権でも個でかなわない相手にもブロックしいたり、前から(プレッシャーを)かけていってそこでハメられていたので、夏よりも成長できていると思っています」

―昌平を倒しての全国は自信に。
「昌平の時のサッカーを忘れて、その時のサッカーをしても絶対に勝てないので、そこを越えていかないといけない」

―突き詰める部分がまだまだあると。
「突き詰める部分があるし、同じようにやっていたら絶対に東福岡には勝てないので、この1か月間でもレベルアップしていかないといけないと思っています」

―予選を突破したことでさらに1か月成長することができる。
「少しでも長くできるのはありがたいことなので、無駄にしないで、(選手権出場48校で)一番長くサッカーをしていたいと思っています」

―(12月1日に)埼玉スタジアムで壮行会があると。
「ありがたい。代表として自覚を持って。埼玉県の代表なので自覚を持って戦わないといけないと思うし、そういうところで甘いことはできないと思っています」

―個人的にはどのようなプレーを。
「守備でしっかり貢献できるようにしたいと思います」

―自分の武器を示。
「自分は全然上手くないし、攻撃も全然下手なので、その分、守備でチームの役に立てるか意識したいです」

―主将としての責任感もある
「チームの代表なので中途半端なことはできないし、自分がチームで一番役割を果たさないといけないと思っている。そこは守備で貢献したいです」

―夏から主将になって、意識は変化した?
「試合中に声を出したりはしないといけないなと。人間性やプレーで引っ張れる訳ではないので細かいところで行動しなければいけない」

―選手権は地元埼玉での試合で完全ホームになる。
「NACK5でできることはありがたい。インターハイでは昌平に負けているけれども、選手権予選でも勝てているので」

―歴史もあって、南高に対する期待感は大きい。
「色々な人に『おめでとう』と言ってもらえて、南高って改めて凄い高校なんだなと実感しています。そういう人の意見を聞いて中途半端なプレーはできないなと思いますね」

―選手権への意気込みを教えてください。
「インターハイのリベンジで東福岡に勝って、全国制覇を目指したいです」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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