beacon

[MOM2808]大津GK福山翔紀(2年)_ 相手エースストップ!中学時代から不敗のPK戦で大仕事!

このエントリーをはてなブックマークに追加

PK戦5人目、シュートを止めた大津高GK福山翔紀が歓喜のガッツポーズ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.18 九州高校新人大会準々決勝 東福岡高 1-1(PK3-4)大津高 大津町運動公園競技場]

 “PK職人”がビッグセーブで大津高に勝利をもたらした。PK戦は後攻・大津の4人目が、東福岡高GK野見山大(2年)に止められ、3-3で5人目に突入。大津にとっては重苦しい雰囲気になりかけたが、その空気をGK福山翔紀(2年)が振り払う。

 東福岡5人目のキッカーは相手の大黒柱で、昨年のAFC U-16選手権優勝メンバーでもあるMF荒木遼太郎主将(2年)。福山は、この試合でも存在感を放っていた相手エースのシュートコースを読み切り、右へ跳んでストップする。そして雄叫びを上げて喜ぶと、直後にMF樋口堅大主将(2年)が右足シュートを決め、大津が前回大会決勝の再戦を制した。

 後半アディショナルタイムに味方が同点に追いついた瞬間、福山はすぐに切り替え、PK戦で自分がチームを勝たせることへ集中していたのだという。本人によると、PK戦は中学生時代から不敗。新人戦県大会準決勝でもPKを1本止めてチームを九州大会へ導いている。

 そのGKは役割を見事に果たし、「前の遠征でチームに迷惑とかかけていたので、その分、自分がやってやろうという気持ちで頑張りました。自分、PKは得意だったので、『ここで止めれば自分がヒーローだ』という気持ちで止めに行ったので、良かったです」とコメント。この試合は1点ビハインドの後半に枠を捉えたシュートを横っ飛びで防ぐなど、PK以外でも好守を見せてチームを勝たせた。

 福山は準決勝でも好守を発揮し、完封勝利に貢献。「チームの中心的存在、欠かせない存在になりたいです」と語る守護神が、「今大会はこのチームで最初の大会でもあるのでここで獲ってプレミアリーグに弾みをつけたいと思います」という言葉通りに、九州制覇を果たして4月開幕のプレミアリーグに弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)

TOP