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「何年やっても課題は同じ」38歳開幕スタメンの川崎F中村憲剛、ドロー発進悔やむ

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開幕先発を務めた38歳MF中村憲剛

[2.23 J1第1節 川崎F0-0FC東京 等々力]

 3連覇を目指す王者川崎フロンターレの新シーズンはドロー発進となった。38歳で開幕スタメンを務めたMF中村憲剛は「決めればいつも通りだったゲーム」と総括した。

 前半はFC東京のプレスと組織的な守備に阻まれ、パス回しが寸断された。後半はボールポゼッションを高めて押し返すと、後半9分にビッグチャンス。チェイシングで前線に残っていた中村にMF橋本拳人のバックパスが渡り、エリア内から左足シュート。決定的な場面だったが、至近距離で体を当てたGK林彰洋に阻まれ、ゴール右に外れた。

 2017年、18年と直近2年連続で開幕戦でゴールを記録していたが、3年連続の開幕弾はならず。「自分も含めて外しましたし、そこは反省材料」。その後もFW小林悠が立て続けにシュートを放ったが、決定機を生かせず、スコアレスドローに終わった。

「悔しい引き分けです。開幕戦というピリッとしたゲームでは1点が勝負を分ける。後ろがゼロで守ってくれただけに、決めないと。何年やっても課題は同じです」。チームの方向性に迷いはないが、「より質を高めなきゃいけない」と悔しさをにじませた。

 史上初となる開幕節の“多摩川クラシコ”。「球際も厳しかったし、バチバチいくところもあった。得点が入らなくても見所は多い試合だったと思う」。攻守で存在感を見せた21歳年下の久保建英について印象を聞かれると、「何歳でしたっけ?17歳。(長谷川)健太さんが使っている時点で証明されている。良いプレーヤーであることは間違いないと思います」と語った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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