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開始40秒で裏抜け一発!! 京都FW一美「優勝も狙える位置にある」

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先制点を挙げた京都FW一美和成

[5.19 J2第14節 町田2-2京都 町田]

 4試合ぶりの先発起用に“開始40秒”で応えた。京都サンガF.C.のFW一美和成は前半開始直後、ファーストプレーでDF安藤淳のロングフィードに抜け出すと、相手DFをかわしてペナルティエリア内へ。最後は冷静な右足シュートでゴール左隅に突き刺し、電光石火の先制ゴールを奪った。

 期限付き移籍後初先発の第8節・栃木戦で2得点を記録したものの、今季のゴールはそれだけ。ここ3試合はベンチスタートが続いており、この日の出番もFW大野耀平の負傷によって得たものだった。「いい感じで裏を取れて、思い切り振れて、それが入ってくれたので気持ち的に楽に入れた」。早々に決まったゴールで肩の荷は降りたようだ。

 ただ、その後が続かなかった。前半3分にはMF小屋松知哉のクロスにボレーで反応したが、シュートは惜しくもゴールマウス上へ。「もう一回チャンスが来たので決め切れていればもっと良かった」。直後に同点ゴールを献上しただけに、引き分けに終わった反省が口をついた。

「FW陣は毎試合変わりつつもみんな結果を出しながらやっているし、いい切磋琢磨が続いている」。FW宮吉拓実、FWエスクデロ競飛王らとのレギュラー争いは激しく、ここまで先発した試合はわずか4試合。その中で3得点を記録しているが、J1ガンバ大阪からの武者修行中の身とあれば、まだまだ満足できる数字とは言えない。

 ただ、ポストプレーや周囲を生かすプレーも自らの持ち味である以上、ゴールという結果だけにこだわるつもりはない。長いシーズンを見据える21歳は「自分的にはもっと試合に出たいし、結果も残したいという気持ちはあるが、チームとしていい順位(5位)につけているし、優勝も狙える位置にあるので、チーム一丸となってやっていきたい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
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