アヤックスの新たな逸材が、プロ契約前にイングランドのクラブから引き抜かれることになりそうだ。

　イギリス『ミラー』は、マンチェスター・ユナイテッドがディロン・ウーゲワーフと契約合意に至っていると伝えており、16歳の大器はアヤックスでのトップデビューを前に、イングランドへ渡ることになる模様。

　2003年生まれ、現在16歳のウーゲワーフはナイジェリアにルーツを持つオランダ人で、U-16オランダ代表では9番を背負っていた。U-17のエールディビジでは今季9試合4ゴール4アシスト。アヤックスU-17のカテゴリーでは突出した才能を見せており、プロ契約は間近と見られていた。

　だがウーゲワーフ本人はアヤックス側から打診されたプロ契約を拒否しており、他国のビッグクラブがこぞって視線を送っていた。報道のとおりマンチェスター・Uと正式契約となれば、かつてのジェラール・ピケがそうだったように、マンチェスター・Uが他国のクラブから若き才能を引き抜いた形になる。

　ヤングスターを次々と輩出することで知られるアヤックスユース。今季のアヤックスはUEFAチャンピオンズリーグでベスト4まで勝ち進み、19歳DFマタイス・デ・リフトやユルゲン・エッケレンカンプなどのティーンエージャーが、その原動力として注目を集めた。

　次なる逸材として知られていた16歳ウーゲワーフだが、アヤックスにとってはトップデビュー前に“原石”を他クラブへ流出させてしまう事態となりそうだ。

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