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判定に泣いた金沢は3連敗…ルーキーDF石尾崚雅が先発復帰も

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金沢ルーキーDF石尾崚雅

[10.15 J2第36節 横浜FC3-2金沢 ニッパツ]

 ツエーゲン金沢は今季初の3連敗を喫した。FKの流れから2ゴールを挙げて逆転に成功したが、終盤に2失点。後半36分に献上した同点ゴールは新ルールの基準に照らせばハンドの疑惑があり、柳下正明監督は「攻撃側が手に当たったらハンドですよね」と訴えた。

 不運な判定にも泣かされ、惜しくも勝ち点を取りこぼす結果に。11試合ぶりに先発出場したルーキーDF石尾崚雅は「勝ちたかった。レベルの高い相手には少しの隙も与えられない」と敗戦を受け止めた。

 セレッソ大阪U-15、U-18で育った19歳は、中学時代からセンターバック一筋。高校3年生だった昨シーズンは2種登録され、C大阪U-23の一員として22試合出場1ゴール。J3リーグで大きな経験を積んだが、惜しくもトップ昇格は叶わなかった。「上がれへんやろなと薄々感じていましたが、気にしているつもりはなくても、次の日の練習には身が入らなかった」。それでも金沢からオファーが届くと、古巣にも背中を押され、新天地でプロ生活のスタートを切った。

 この日は7月31日の第25節京都戦(1-1)以来約2か月半ぶり、今季4試合目の出場となった。J2の強度に違いを感じながら、日々、課題に向き合っている。「今はいいポジションから(マークに)付く、ということを教わっている。相手の内側から付いて外に追い出すことを意識している」。対人守備を磨き、J2屈指のストライカーFWイバにも「間を空けて飛び込みすぎないことを意識した」と落ち着いて対応した。

 C大阪U-18で育った2000年生まれの同年代はDF瀬古歩夢(C大阪)、MF鈴木冬一(湘南)、MF喜田陽(福岡)、FW中川裕仁(愛媛)がプロ入りし、それぞれの舞台で鎬を削っている。世代屈指のセンターバック瀬古ら同期に「いい刺激をもらっているし、負けたくない」。残されたシーズンを駆け抜け、飛躍の来季へとつなげる。

(取材・文 佐藤亜希子)
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