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古巣徳島とのPO決定戦…同点弾演出の湘南FW山崎「僕がいた時とはまた違う」

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湘南FW山崎凌吾

[12.14 J1参入プレーオフ決定戦 湘南1-1徳島 BMWス]

 J1参入プレーオフ決定戦の舞台で古巣とぶつかった。湘南ベルマーレは意地のドローでJ1の座を守り、FW山崎凌吾は「残留することが使命だった」と安堵の表情。約2年半在籍した徳島から18年7月に湘南に加入。今シーズンは31試合5ゴール5アシストと主力を張ってきた。

 前半20分に先制を許した湘南は後半開始からFWクリスランを投入し、1トップで先発した山崎はシャドーの一角に下がった。前線に起点を増やすと、クリスランが打点の高いヘッドを狙うなど攻勢を強め、徳島を押し込んだ。

「後半シャドーに入って、あそこのハーフスペースを狙えればチャンスになると思った」という山崎の狙い通りに後半19分、同点ゴールが生まれた。左のハーフスペースに入ってMF鈴木冬一のクロスを受けた山崎はマイナス方向にクロス。クリスランが潰れ役となり、MF松田天馬の同点弾につながった。プレーオフの規定により、同点で90分を終えた上位チーム・湘南の残留が決まった。

 昨季途中まで在籍した徳島とJ1の座を争った。就任3年目のリカルド・ロドリゲス監督の下、ポジションを取りながら連動してボールを動かす徳島の戦術は研ぎ澄まされ、攻守に整備されていた。「僕がいた時とはまた違う、いいサッカーをしていた。リカルドの求めるサッカーに対応していた」と山崎。プレスを巧みに回避される場面は何度もあり、「想像以上にいい準備をしてきたと思う」と古巣の実力に唸った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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