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レアル封じた昇格組の堅守に久保建英もなすすべなし…EL大活躍でリーグ初先発も62分で途中交代

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3rdユニ着用のMF久保建英

[10.25 ラ・リーガ第7節 カディス0-0ビジャレアル]

 ラ・リーガは25日、第7節を各地で行い、MF久保建英所属のビジャレアルカディスと0-0で引き分けた。久保はラ・リーガで初めて先発出場の機会を与えられたが、見せ場をつくれないまま62分で途中交代となった。

 22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)シバルスポル戦で1ゴール2アシストの大活躍を見せ、鮮烈な欧州カップ戦デビューを飾った久保。ラ・リーガでは開幕節からこれまで6試合にわたって途中出場が続いていたが、ようやく初めてスタメンの座を掴み取った。

 ところが、この日はカディスのペースで試合が進んだ。まずは前半7分、左サイドでのFKをMFアレックス・フェルナンデスがゴール前に送り込むと、ビジャレアル守備陣に跳ね返されるも、FWアルバロ・ネグレドがボレーシュートを叩き込む。その後、最初の競り合いの際にFWアントニー・ロサノのオフサイドがあったとして、VARの介入を経てゴールは取り消されたが、早くも得点の雰囲気を感じさせた。

 そしてカディスは自慢の守備でも絶大なパフォーマンスを見せた。昇格組という立ち位置ながら、前節では敵地でのレアル・マドリー戦に1-0で勝利。ボール支配率は30%を下回る中、徹底的に4-4-2の守備を固める戦術でリーガ王者を完封していたが、この日もビジャレアルの攻撃陣はゴール前にほとんど侵入できない展開が続いた。

 そうしたチーム状況の中、4-3-3の右ウイングで先発した久保もなかなか存在感を発揮できない。右サイド深くでボールを引き出したシーンではクロスが対面のDFアルフォンソ・エスピノとA・フェルナンデスにことごとく引っかかり、セットプレーのキッカーでも不発。チーム全体がほとんど決定機をつくれないまま、後半17分に最初の交代カードでMFサミュエル・チュクウェゼに代わってピッチを退いた。

 その後はチュクウェゼのダイナミックなドリブル突破やFWカルロス・バッカの積極的なシュートで攻め込もうと試みたが、最後までゴールに後半44分にスルーパスでつくったチャンスもバッカのトラップが流れてゴールには至らず。両チーム無得点のままタイムアップを迎えた。ビジャレアルは今季の戦績が3勝3分1敗とした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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