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「フットボールは美しいものだったが、魂を失った」元選手が物議続くVARの判定に嘆き

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元選手が物議続くVARの判定に嘆き

 元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)についての見解を示した。

 2018年ワールドカップをはじめ、チャンピオンズリーグや各国主要リーグで導入されるVAR。誤審を減らすことを目的に運用される同システムだが、特にプレミアリーグなどで物議を醸す判定が後を絶たない。先日のブライトン&ホーブ・アルビオン対リバプールでも数ミリ単位のオフサイドによりゴール取り消しや、微妙な判定からPKが与えられるなど選手、指揮官にとってはフラストレーションの溜まる判定が毎試合で見られている。

 現役時代にアストン・ビラやチェルシーといったイングランドのクラブでプレーした経験のあるカスカリーノ氏は、イギリス『トーク・スポーツ』で物議が絶えないVARについて「私も困惑している。これが好きかって?ノー。これがフットボールへの熱意を削ぐかって?もちろんだ」と話し、不満を続けた。

「ゲームは美しいものだ。しかし、残念なことにみんなが私と同じような考えを持つことになるはずだ。フットボールを愛する多くの友人やこのショーを聞いている人がいるが、彼らは現在のフットボールのあり方を好きになれていない。彼らはこのシステムのことが嫌いだ。私も美しいフットボールを愛しているが、これは腐敗したフットボールの一部だ。今、このように下された判定によって、フットボールのソウルを失ってしまった」

 また、アンドリュー・ロバートソンの爪先がダニー・ウェルベックの足に当たってブライトンにPKが与えられた場面についても言及。

「ウェルベックすらとてもソフトなペナルティだと言っていた。判定に反対する発言だ。仮に君たちがあのようなプレーを明白で明らかなファウルと言うのなら、私はゲームを理解していないし、フットボールを理解していない」
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