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市船同期に刺激を受けて…U-23代表候補初選出MF金子大毅「力が足りないと捉えていた」

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U-23日本代表候補MF金子大毅(湘南→浦和)

 U-23日本代表候補に初選出されたMF金子大毅(湘南→浦和)。4日間のトレーニングを消化した時点で、「充実感をもってできていると思う」との感触を得ている。

 1998年8月28日生まれの22歳は、市立船橋高から神奈川大に進学。18年に湘南に加入して出場機会を増やすと、今季は28試合2得点を記録し、25日には浦和への完全移籍が発表された。

 市立船橋高時代の同期では、DF杉岡大暉(鹿島)、DF原輝綺(鳥栖)、MF高宇洋(山口)が東京五輪世代の代表チームを経験してきた。同時期に代表メンバーに名を連ねられなかった金子は、「テルキや杉岡、ヤン(高宇洋)が入っていたときは、入りたい気持ちがあった」。当然、刺激は受けた。しかし、冷静な自己分析もしている。

「1年間、試合に出続けたシーズンもなかったし、まだまだ自分には力が足りないと捉えていた」

 着実に歩を進め、今回の初招集へとつなげた。トレーニングではボランチの位置に入ってプレー。特長という守備面だけでなく、高精度のロングパスを供給するなど、持ち味を見せている。

 合宿最終日には関東大学選抜との練習試合が行われる。「守備は負けてはいけない部分。ボールを奪うことやスペースを生めることを意識し、攻撃では縦パスだったり、最終ラインと前のリンク役になれればいい」とイメージを膨らませ、アピールの舞台に挑む。

(取材・文 折戸岳彦)

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