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[全日本大学選手権]早稲田が昨年の雪辱晴らし決勝へ!

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[1.10 第56回 全日本大学サッカー選手権大会 準決勝 早稲田2-1駒澤 駒沢]

 全日本大学サッカー選手権大会 準決勝で早稲田大学は、駒澤大学を2-1で下し、決勝進出を決めた。
 昨年の決勝と同じカードとなったこの対戦で、昨年は6-1で駒澤に大敗を喫した早稲田が雪辱を晴らした。

 縦パスをつなげて速い攻撃を仕掛けてくる駒澤に対し、早稲田は前線からプレッシャーをかける。早いプレッシャーで駒澤のパスの精度を落とした早稲田が終始ボールを支配し、優位に試合を展開した。
 そして前半11分、早稲田のFW中野遼太郎(1年)のシュートを駒澤GKが弾くと、こぼれ球に詰めたU-22日本代表のMF鈴木修人(4年)が押し込み、早稲田が先制。
 後半26分には、エリアすぐ外でパスを受けた早稲田のFW渡邉千真(3年)がワンタッチで前方のスペースにボールを送ると、FW首藤豪(4年)が右足でゴールに流し込み、追加点を挙げた。
 だが、そのわずか2分後の同28分、早稲田がセットプレーから得点を許してしまう。J1大宮への加入が決まっている駒澤DF塚本泰史(4年)が右CKからクロスを入れると、ファーサイドから走り込んで来たDF中山友規(2年)が、打点の高いヘディングシュートでゴールに突き刺した。
 しかし、その後も早稲田が優勢に試合を進め、駒澤に追加点は許さなかった。

 今季で退任が決まっている早稲田の大榎克己監督は試合後、「このチームは昨年の決勝で(駒澤に)6-1で負けてからのチーム。借りは返せた。選手たちは良く戦ったと思う」と選手たちをねぎらい、「ここまで(準決勝)は昨年と一緒。決勝で勝って優勝しなけば、今日の勝ちも意味がない」とタイトル奪取へ向け、気を引き締めた。

<写真説明>決勝進出を喜ぶ早稲田イレブン

(取材・文 武澤伸昭)

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